あの震災から9年。
もう…なのか? まだ…なのか?
私は被災地から遠く離れているので、正直分かりません。
ただ、あの日のことは覚えています。
息子が生まれたばかりで、その日は『1ヶ月検診』の為 出産した産婦人科医を訪れていました。
検診が終わり、栄養説明会なるものを聞いていたところ、不気味な長い揺れ。
立っていられない程の強い揺れではないものの それなりに大きく長い横揺れでした。
揺れが収まってもしばらく落ち着かない感じ。
その後 帰宅してからテレビをつけると、信じられないような光景が映し出されていました。
その日は怖くて怖くて、息子を抱っこし続けました。家事をする時はおんぶ紐でおんぶでした。
「今ここで あの地震が起きたらどうしよう!?」
「何があっても この子を守らなければ!!!」
守るべき者が私の腕の中にいるという実感。
子供が生まれるまでは…いや、あの地震が起きるまでは、守るべき者がいることは幸せそのものだと思っていました。
しかし、あの時は 守るべき者が腕の中にいることは恐怖でしかありませんでした。
自分にこの子を守れるのだろうか?
でも、何があっても守らなければ!!! 改めて そう誓ったのでした。
そして今、新型コロナウイルスの流行による非常事態。
これを機にまた日々の生活を見直しています。
9年前とは全然違うけど、あの時誓ったはずなのに 備えをしっかりしていませんでした。
もしも今 『1週間外に出ないでください』という指示が出されたとして、生活できるでしょうか?
震災(自然災害)と違って 電気もガスも水道も使えます。
食料品やトイレットペーパーのストックは大丈夫だろうか?
家の備蓄も見直し、今の騒動が落ち着いたらマスクも買わなくちゃ!