最初に断わっておく。


これはクリスマスの話ではない。


常に皮に守られている我が愚息。


剥いても自然に戻ってしまう。


ある日の営みでの一幕。


風呂に入る前に盛り上がってしまった。


愚息も準備万端…ではなかった。


愚息が白くコーティングされている。


間違いなく垢である。


そんなことは露知らず、好美はぺろり。


好美『…ん? …なんだろコレ?』


好美『…何か舌にくっつく。』


真っ白になったゲレンデを見て、驚く好美が一言。


好美『わぁ、真っ白! クリスマスみたい。』


素晴らしい表現だ。


俺を傷つけまいと咄嗟に出た名言。


それ以降、好美はそれをクリスマスと呼ぶ。


好美『…大丈夫だよ。今度はちゃんと洗ってね♥』


初めて見て驚いただろう、優しい好美。


何も言わずそのまま行為を続けてくれた。


元彼はクリスマスとは無縁だったのだろう。


本当のクリスマスは、元彼と好美の二人だけで何度も過ごしただろう。


その度に、元彼の逞しい身体で好美は抱かれたのだろう。