ご無沙汰しております。

一応、定年だったんですよ。

昨日が。

 

いまは、一般には65歳からが年金受給

なので、定年の延長や再雇用が

世の中の普通ですよね。

ところが。

 

私は、2ヶ月前までは

65歳までの再雇用契約を

するつもりでいましたが

流れが、退職に傾いてしまいました

(いきさつは割愛します)

 

それによって

西洋医学の医療職は

昨日で終了しました

 

でも、6月8日に横浜で

開催される

日本では参加人数が多いと言われる

3大学会の一つである

日本透析医学会に

口演発表します。

 

といっても、発表自体は

後輩に渦って参加するだけですけどね。

 

実はこう見えても

生涯、論文は3つありまして

金沢医科大学病院で二つ発表しました

 

そのうちの一つは

神がかっていますよ。

自称・笑い

 

なんで、ああいうのが書けたのか?

研究できたのか?

自分でも分かりません

 

要するに

皆さんのおかげです

ほんと

 

今回の発表は論文掲載では

ないので、口演発表だけです

 

さて、透析の患者さんは

大変です

平均4時間透析を週三回

通院しなければいけません

 

腎臓が働かなくなった機能を

人工的にカバーします

否、血液をきれいしないと

尿毒症になってしまいます

 

どうするかというと

成分献血みたいに

一度血液を体外に出して

きれいにして戻します。

 

少し違うのは、出すのと入れるのと

同時進行するので

血管に針を2本刺す必要があります

 

 

ところが、これが患者さんにとっては

もう、ほんと苦痛以外の何者でも

ないわけです。

針も、めちゃくちゃ太いんです

 

細い血管の方もいます

だからといって

しないわけにはいかないので

技術が必要になるわけです

 

いまは、エコー下穿刺といって

超音波を当てながら

血管を画面で確認して

穿刺する方法も

ありますが、いずれにしても

人間が針を刺すわけで

 

要点は

1, 血管になんとしても針を入れること

2, それも出来るだけ痛くないように

 

という当り前のことを

永年にわたり

努力してやって参りました

 

ぶっちゃけ、上手いほうでしたよ。

えー、それを、自慢する?

 

と、思うかもしれませんが

「私は失敗しないから!」

 

なんて、誰かみたいなことは

言いませんでしたが

こころでは、言ってました

 

でも、努力してました

どうしたら、痛くないか?

どうしたら、合併症なく、

予後が良く

元気で

長生きできるか?

これにつきます。

全てでした

 

一つの時代を

医療で

過ごしてきました

 

でも、

頭も、指も、

まだ、動くうちに

やるべきことを

やります

 

そうです、

このブログで

書いてきたように

東洋医学的なことは

非常に大切です

そして、魅力的です

 

今後も

自分にしか出来ないことを

やります

 

今後とも、

宜しく御願いします

 

 

P.S

透析スタッフの皆さんが

最後の穿刺を

動画にしてくださいました