病気とは?
肝臓が悪い、腎臓が悪い、肺がおかしい?
と、病気の原因を探ります
CT、レントゲン、血液検査、尿検査などを通して。
ところが、臓器ではないパターンがあります
典型的なのは、「風邪」
どこの臓器が悪いとは判定がつきません
しかし、調子が悪い、熱が出る、だるい、
免疫力低下による、風邪ウイルスに感染したわけです
街のクリニックに行けば、最初に大雑把に判定を
してくれます。先生一人で診察しているわけですから
○○科にまわす、ということはあり得ないので、一人の
先生が診断をしてくれるわけです
特定機能病院といって、高度な専門治療を施す
大学病院などが一定の基準を満たせば認定されています
現代医学に沿って、細分化された科の医師が準備を
整えて待ってくれているわけです
風邪などの症状で、そういう病院に行ったら大変です。
検査してX線を取って採血して、半日はつぶれます。
まあ、誰も行かないとは思いますが。
ところで、風邪は何科?
精神科ではないことぐらいは分かります。
整形外科でもないでしょう?
婦人科?主治医がいれば診てくれるかもしれません。
小児科?子供の風邪はぜんぜんOKですよね
街のクリニックに診て貰って、次に大病院に行くときは
初診の申し送りが、紹介状として存在するので、行き先
の科はある程度絞られていて、ピンポイントでいけます。
しかし、最初に大病院に行った場合はどうなるか?
当然、街のクリニックの先生のような存在が必要になり
ます。ですから、私が以前勤務していた大学病院は予診
といって、研修医が最初の訴えを確認して割り振りを
する仕組みになっていました
まあ、なにしろ、病気の臓器にたどり着くまでに、かなりの
時間がかかるわけです。専門の先生にたどり着くまでに。
何を言いたいかと申しますと、日本の究極の治療は
パーツ別なんです。専門別です。当たり前ですが。
でも、考えてみれば、被災地やアフリカなど専門スタッフが
いない場所で医療をする場合すべて自分でやらなければ
いけません
これは、専門外だから、○○科にまわすということが出来ま
せんし、高度な検査機器をフルに使えるわけではありま
せん。視診、触診などたよれるものは、自分だけです。
知識と経験と五感にたよるわけです
以前にもお話した、私の尊敬する操体法の創始者
橋本敬三先生は、シベリア抑留を数年経験され
身(み)一つで医に携わりました(あえて医とします)
自分の担当する所属隊員、全員を日本に帰還させる
という目標を掲げ、実際に達成されたわけです。
何にもないから。仕方ないから、知恵を絞る。
そうすると、だんだん、身体の神秘性、不思議さ、
素晴らしさが分かってきたといいます。自然治癒力が
もともと備わっているから元に戻してあげるだけ。
と先生はおっしゃいます。
現代は、検査機器を駆使して診断をします。
細部に行き着いたら、そのままです。
そこを治療して、はい終わり。
全体を診るということにはつながりません。
逆なんですね。
身体全体があって、臓器がある
全体をみて、細部をみる
全体を治さない限り、局所を治しても一時的なもの
運動と人体構造、酷使した場合とその影響。
血液の汚れは24時間、全身の隅々に回ること。
食事の乱れが、血液の汚れにつながること。
どんな食事が血液を汚しているのか?など
クスリなし、検査なし、何にも無かったシベリアで奮闘した
橋本先生の「医」のなかに大切なものがあるのでは
ないでしょうか。全体をみて細部をみる。
いい加減、局所治しだけに執着するのはやめたいものです
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