皆様、こんにちは。
昨日2時に勤務を終え明日13時の始業時迄の休みで本日は二日目です。昨日は夏風邪が中々治らぬ為必要最低限の事のみを済ませて横になっていましたがまだ本調子では…明日から再び汗をかいては冷やすの繰り返しでしょうから長引きそうですが食欲不振に陥っていないのは幸い。そして6月末から別部署の応援に行っていますが、明日からは別な人員をその場に固定させる様に教育する事となり、数日中とは行きませんが近々本来の部署及び昼夜交代勤務に戻られる可能性が出て来ました。余り物覚えが良くないとの話が入って来ていますが、例え軍隊・スパルタ教育を仕掛けてでも覚えて貰わなければ会社・俺の本来居るべき部署の仲間・そして俺自身が困る事になるのですから絶対に遣り遂げて貰わなければなりません。
さて、今年もお揃いのシャツを着て番組終了間近に「負けないで」「サライ」を歌う偽善者番組が垂れ流しされていますが「20数時間あんな番組を視聴するよりも、高齢者・障害者等々社会に山積する諸問題を多角的に捉えた傑作ドラマを視聴する方が遙かに価値がある…いや、現代だからこそ全国民必見である!」と言い切らせて貰います。
「男たちの旅路」昭和51年から昭和57年制作/放映・全四部+スペシャル版。山田太一脚本・NHK制作。DVD化作品でU-NEXT内に於いて第三部迄有料動画配信が行われています(一話ごとのポイント制・毎月付与される分で鑑賞可能)。尚、過去には日本映画専門ch内に於いて全四部が(俺はこの時に録画保存済み)昨年はNHK・BS4K及び今年停波となったBSプレミアムで第三部迄放映されました。
警備会社を舞台に第一部から第三部迄は戦中派の堅物・鶴田浩二と現代派の軟物・水谷豊/桃井かおり、その中間の森田健作(第一部)/柴俊夫(第二部以降)が衝突と相互理解を繰り返しながらも唯一無二の信頼関係で結ばれる強固な部署を築き上げましたが仲間内の一人の死によって崩壊します。そして鶴田のおやっさんを探し当て元に引き戻した水谷さんが去った代わりに清水健太郎/岸本加世子が加わった第四部では、社の危機を救うと云う美名に隠された不正を行う梅宮辰夫とそれを黙認していた池部良に鶴田のおやっさんが挑み、最終話は車椅子に乗る若者達が抱える諸問題と心の内をあからさまに描いた大傑作!更にスペシャル版はこの物語の集大成と言える見応えのあるものに仕上がっています。
実は第四部最終話「車輪の一歩」スペシャル「戦場は遙かなりて」が昨日時点ではYouTubeで視聴可能となっており(お手数をお掛けしますが検索は各々でお願い致します)全話視聴が理想ではあるものの「この二篇を視聴するのみでも当作品の素晴らしさは存分に伝わる」のも事実!極僅かに残ってはいるものの現代では滅多に見られなくなった、しかし昭和期は当たり前であった「社会の暗部を問題提起する為に関係者全員が真摯になり取り組んだドラマ…その中でも珠玉の傑作である男たちの旅路」是非ご覧頂きたいです。全話視聴には少なからず金銭負担が必要となりますが、その価値は十二分にあります!