春日太一・著「仁義なき日本沈没」東宝VS東映の戦後サバイバル。東映/東宝ファン必見! | 東映バカの部屋

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東映制作作品を主体として書いていますが、たまに他の話題も…一人でも多くの東映ファンが生まれる事を望みます!

※平成26年2月13日23:50頃に題目変更及び一部追記・修正しています。





皆様、こんばんは。


日勤・夜勤の中日ですので毎度恒例の「夜更かし」です。



…と言う事で、帰宅途中に部屋の近くの「本屋」に…


今迄買った本も「中途半端にしか読んでいない」のですが…昭和の日本映画関連の本は例え後回しになっても「手元に置いておきたいモノ」



春日太一・著「仁義なき日本沈没・東宝VS東映の戦後サバイバル」新潮新書・¥740-+税。


平成24年3月20日発行。









そうかぁ…1973年といえば…東映が「仁義なき戦い」東宝が「日本沈没」を大ヒットとさせた年ですもんねぇ…


見開きには「エリートVS梁山泊」…勿論前者・東宝、後者・東映。


面白い話が沢山有りそうなので、この本も楽しみに読んでいきます。



因みに…俺は「東映バカ」ですからこの二作なら圧倒的に「仁義なき戦い」が好きだし、皆様にお薦めするのも此方です。


東映の良さは「単純明快な解り易さ」「観客目線」「徹底した娯楽性」「観客の琴線に触れる深層心理の描き方」でしかも「揺り籠から墓場迄…無限の守備範囲」。



「日本沈没」は「綺麗な作品」ではありますが…「理屈詰めで冒険や飛躍が一切ない」「薀蓄をこれでもかと披露し、観客を見下す目線で作られている」という「東宝の弱点を露呈した」つまらない作品…というのが俺の評価です。


芸術映画や青春・恋愛・毒の無い喜劇等々に於いては「東宝カラー(東宝本体。東宝が配給担当のみ行った作品は別)」は真価を発揮する様に感じますが、騒動や大バカ、アクション等々に於いては「かなり弱い」かと…(私感)