※この記事は追記の上、本日夜に再掲載したものです。
皆様、こんばんは。
夜も涼しい秋田市内、選挙速報を見ながら追記中です(この記事自体は本日午前中に書いたものです)。
明日は08:00の出勤。
うちはアパートの向かいが投票所の為に行ってきましたが、大方の予想通りの結果です。
やはり政権は自民党以外には任せられない、という「消去法の選挙」でしたね。
様々公約を挙げてはいますが、消費税以外は然程変わらないでしょう…恐らく。
憲法9条と自衛隊法の改正(国連活動・多国籍軍活動と国防に限り軍隊を動かす、交戦する為の改正)は早急にしなければなりませんが…ハードルが高いからなぁ…まだ難しいと感じます。
「国民の生命と財産を守られない国に住みたい」と思う国民は誰もいない、とは思いますし、これだけの世界人口に200を超える国家、無数の民族・宗教等々…争いが無い世界は誰もが望んでも根絶は絶対に出来ないのが現実です。
「罪の無い他国民の生命を守りながら悪を根絶する」そういう軍事活動に日本だけが参加しない、という訳には行きませんからね、世界の常識として考えたら。
さて…本日は鶴田のおやっさん主演…
「博徒斬り込み隊」昭和46年10月14日公開。石松愛弘/佐藤純彌の共同脚本・佐藤純彌監督。東映東京製作。
VHS/DVD化作品で、今月のCS/ケーブルTV・東映ch「傑作任侠スペシャル」の一作として7/28(日)04:00~06:00にも放映されます。
舞台は福島・飯坂温泉。
警察庁の暴力団壊滅作戦と、満期出所後に縄張に戻りながらも組が消滅し新たな行き場所を求めた元若頭の活躍を描いています。
この話は「作り話」ですが、実際福島は関西系暴力団の関東進出の際「日本海側から東日本に進出し、福島から関東に攻め込む作戦」に出た為、一時期郡山が関東対関西の代理戦争の舞台となり「東北のシカゴ」と呼ばれた時期が有ります。
これについては昭和47年に東宝で配給した「百万人の大合唱」(郡山を舞台に実話を基にしたフィクション)として、若林豪/酒井和歌子主演で映画化されています。(市民の力でヤクザを追い出そうとしたという…中身は完全な東宝流ですが、三上真一郎・岸田森・山本直純・大坂志郎に加え、あのフラワーメグも出演。DVD化がされています。後日記事化予定)
又、この前年には郡山近郊の磐梯熱海温泉を舞台に東映東京で「不良番長・出たとこ勝負」も製作されています。(皆様に絶対お薦めの抱腹絶倒バカ映画。VHS/DVD化がされています)
「フラガール」「希望の国」ばかり宣伝されているのが東映キチガイには面白くない…
「生真面目な作品」を遣ればいいってモンじゃないと俺は思いますが…
「年齢制限無しの一般作品」として映倫を通っていますし、未だに当時と基準は変わっていないので放映には全く支障は有りませんので「斬り込み隊」「出たとこ勝負」も福島復興を祈って地上波で放映して貰いたいものです。
面白ければ中身は一切関係は無いのですから…
福島舞台の作品なら「フラガール」より「博徒斬り込み隊」「不良番長・出たとこ勝負」の方がずっと面白いし絶対にお薦めですよ!私感ですが…
この年の2月にサクさん監督で作られた「博徒外人部隊」より評価は落ちます。(「外人部隊」の演出陣を変えて、似た流れを再構成した趣が有る為)
しかし、多彩な悪役の出演と、警察が手数を最小限に留め手を汚さずヤクザを一掃する事を目的に面白がって「機会を見計い」大物を釈放し「大殺戮」「幹部の大掃除」をヤクザ同士で遣らせる様に誘導する展開は見物。
或る組長の葬儀ではこの死者数!逮捕者も半端な人数じゃない!
一度の喧嘩で航空機墜落事故並みの死者が出た実例は有りません…
こういう「行き過ぎた演出」も勿論東映ファンにはたまりません!
更に、飯坂温泉の小さな組の利権を狙い、東京と福島の「顔」となっている組織の主導権争いも絡んで目が離せません。
主演のおやっさん。今回も新天地を求めます。
警察庁の「頂上作戦の頭」は丹波哲郎。
面白い様に機会を見計らい幹部釈放→大殺戮(又は溝浚い)を誘導しますが…
おやっさんを怨む飯坂のホステスは、東映作品で御馴染みの工藤明子。
この方、走り方に特徴が…左肩を落とした上少し前屈みに走る!しかも悲壮感たっぷりに…
不思議とどの作品でもそうなんです。
東京から「都落ち」した刑事は、若山の富さん(右)。
しかし台詞は関西弁。
好意にしているチンピラとして地井武男(左)堀田真三(中)も出演。
東京から「鉄砲玉」として乗り込んだのは、渡瀬の恒さん。
鉄砲玉らしい芝居は必見!
おやっさんの行き着いた組の面々は、左から…佐藤昂也・室田の日出さん・ヤマリン・近藤宏・今井の健さん。
いい場面だ…
地元・福島の大物組長は、諸角啓二郎。
東京側の大組長は、河津清三郎。
その右腕は…当ブログに久々の登場…
お待たせしました!渡辺文雄!
胸の真ん中に「鬼面」の彫り物が爆笑です…しかも本人の表情にバカに似合ってる…
(後方は左から八名信夫・中田博久)
他に小林稔持・河合絃司・沢彰謙等々が出演します。
悪役の「味」を楽しむだけでも見る価値有り!