んで、渡瀬恒彦の傑作「暴走パニック・大激突」。狂犬の本領を存分に発揮! | 東映バカの部屋

東映バカの部屋

東映制作作品を主体として書いていますが、たまに他の話題も…一人でも多くの東映ファンが生まれる事を望みます!

狂犬時代の渡瀬恒彦の傑作…

暴走パニック・大激突。(昭和51年。東映京都。監督・深作欣二。成人向け映画。)


以前ダビングしたビデオからの映像なので画質が悪いですがご勘弁を。


今とは目が違う…まさに狂犬!



マドンナは東映ポルノのドル箱スター・杉本美樹。

「0課の女・赤い手錠」も良かったなぁ。






その二人を追っかける(渡瀬は銀行強盗。それに同乗している杉本)警官の川谷拓三。

表情はヤクザ!

そして死んだ渡瀬の相棒(小林稔持)の兄・室田日出男。



こんなのに追っかけられたらプロレスラーでも本物の警官も逃げ回るわ!


この作品では(確認しにくいけど)カースタントの全編を渡瀬本人がやっています。





この後、横転し、爆発寸前に二人で脱出する場面も有ります。


この出演者は…小林稔持(渡瀬の強盗の相棒。冒頭でトラックに轢かれて死亡)、三谷昇(杉本に付き纏う変態)、渡辺やよい(故・蔵間夫人。緊急警戒中に拓ボンとネンゴロ)、曽根晴美(優秀な刑事)、林彰太郎(ホモ整形外科医)、風戸祐介(ホモの餌食)、潮健児(警察に発狂するテレビのアナウンサー)等々…


濃い!


「ワイの車どないしてくれるんじゃ~!」

「堪忍や堪忍や!堪忍やでぇ~!」

「ポリから金取ってやるんやぁ~!」

「轢き逃げや轢き逃げやポリが轢き逃げやぁ~!」

「早く行かんと金取れまへんで!」

「知らん知らんわしゃどうなっても知らんでぇ~!」


最後の約20分も台詞が濃い!

というよりやけくそ!


このメインの場面では渡瀬の50クラウン、拓ボンの40クラウンパトカー、室田のスタウトレッカーの他、風戸のトランザム(かな?)、80コロナタクシー、普通の20カローラ、510ブルーバード、A30 グロリア等々が入り混じって暴れまくる!

応援に来た曽根の130セドリックパトカーも市民に横転させられるし…


因みに冒頭の強盗で渡瀬が乗ったのはC10ハコスカセダンGTでした。


これはDVD化されていますから、見る価値有ります!


嫌な事が有った後は気分スッキリ!


映画は楽しければそれでいいんです!

こういう作品が出来るからいい作品にも経験が生かせるんですから。

初めから芸術なんか求めちゃ駄目!



Android携帯からの投稿