こんにちは。
神戸市北区の子ども英語教室S.S.E.S.の森聡美です。
今日、当教室の高1卒業生から、かなり高い得点(英検バンド+12)で英検準二級の1次試験に合格したという報告をもらいました。
うれしかったなぁー
リスニングなんで一問しか間違っていなかったし、他もすごく高得点だったので、思わず「かなり勉強した?」聞くと、
「ぜんぜん。問題集も買っていません。」
だって。思わず吹き出してしまいました。
高校でも引き続き頑張ってくれて、しかもこうして報告をくれることが嬉しくてたまりません。
ありがとう!
この前の金曜も嬉しかったんですよ
中学の教科書は四年に一度改定されますが、今年は改定年度でした。
小学校で英語が教科となって以来初めての改定でしたので、各学年のレベルも大幅にアップしました。
中学一年生の教科書の中に、車椅子バスケの日本代表選手の網元麻里さんのエッセイが載っています。
網元選手は、普通のバスケをやっていたけれども、もともと持っていた足の病気が悪化して、16歳のときにもうプレイ出来なくなりました。
同時期に車椅子バスケットをやってみたけれども、それは本物のバスケットボールとは思えなかったそうです。
しかし、外国の選手達と対戦したとき、その技術、エネルギー、早さに驚き、試合中、常にベストを尽くしている姿や、彼らはなによりも車椅子バスケットボールが大好きであることに気づきます。そのことでだんだんと自分も変わってゆくのです。そして車椅子バスケットボールは本当のスポーツなのだと理解するのです。
長い練習期間を経て、日本代表チームに加わった網元選手は、現在、世界のトッププレイヤーと交流したり対戦したりしています。
そして最後に彼女から現役中学生へのメッセージでエッセイは終了します。
その内容は
Have a positive attitude.
Then you can enjoy your life.
前向きな心と態度でいてください。そうすれば人生を楽しむ事ができます。(少し意訳しています)
いやぁ~、これを初めて読んだ時、めっちゃいいこと言いはるやーん!と感動を覚えました。
そして、思わず私の思いも生徒に伝えずにはおれなくなって、各中1クラスで少しだけお話させてもらっています。
この前の金曜の中1クラスの時、みんなまっすぐなきらきらんなおめめをして、何回も頷きながらすごくよく聞いてくれたんです。
だから私も気持ちよくなってちょっと熱弁してしまいました。
そしたら、レッスンが終わったあとに生徒達が
「今日の先生の熱弁、すごくよかった。なんか涙出そうになった。家に帰ったら私、勉強しよーって思いました。部活も精一杯頑張ろーって思った。」と言ってくれたんです。
えーっ!そんなん思ってくれたんやー!と感動しました。
帰ってすぐに勉強しようって、いったいどこの部分でそう思ったんやろ・・・と不思議に思いましたが、私がお話させてもらったことは、以下の通りです。
(網元麻里選手のメッセージを読んだ直後に)
ほんと、人生は自分の考え方や自分次第でかわると思う。
人生、被害者でいることはできる。
あの人がこういったから私がこうなった。
お母さんが○○しなさいって言ったから、そうしたら失敗した。だからお母さんのせいだ。
などなど。
でもね、そんな生き方、楽しくないと思うんだ、私は。
人生のいろんなことは、実は自分で選ぶ事はできるんだよ。
自分で選ぶということは、その選択に責任がついてくる。
自由にも責任がついてくるしね。だから自分で選ぶのが怖い人もいる。失敗しても誰も責められないからね。
失敗したとしても、それを選んだのは自分。だから自分で受け止めないといけない。
でも、失敗をしてもどうってことないじゃない。それは、その方法では上手くいかないって事がわかったという成功例なんだから、また他を試してみればいいだけ。
(失敗を笑うやつがいたら、そんなの挑戦していない人だ!そんな人はクソクラエだ。とも思いますが、これは言っていません笑)
それに、長いこと生きているとね、やってしまったーと言う後悔より、やっておけばよかったという後悔の方がだんだん大きくなるみたいだよ。
だからね、なーんでもやったらいい。やっちゃえ、君たち。やっちゃえ!Nissan なんだよ笑
最後の部分で、「うん、”やっちゃえ”が出たとこで日産でると思った。」と生徒達に笑われました。
生徒達に、熱い語りのフィードバックをもらって感じたことは、みんな真っ白なキャンパスなんだなと言うことです。
私などはいろんな本、セミナー、ネットなどで先ほど私が書いたようなお話は何度となく耳にしてきたことですが、彼女達にとっては初めて聞く言葉だったのかもしれません。
しっかり聞いてくれて嬉しかったと同時に、彼女達のキャンバスはこれからなんだなと思いました。
だからいい加減な事は言えないと強く思うと同時に、これからも生徒達の人生の可能性が広がることに寄与出来れば嬉しいなと思うのでした。