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プートンの日々の出来事

自分の趣味について一人で語ります。
主に嵐、読書などです。
慣れてきたら小説も書いてみたい❗

あの日、あなたは「一緒に帰ろ?」ってあたしの顔を覗きこんだね。
夏休みで補習があって。
学校の帰り道で。「俺さ、お前のこと前から好きだったんだ。」なんてさらっと言うから。
道の両側に咲いた向日葵がすごくきれいだったね。
あたしはその花を見て、これはまぁくんの花だって思ったのを今でも覚えているよ。
そしてその瞬間をずっと留めておきたかったな。

夏休みは無情にも過ぎ去って。
季節はもう秋になりつつあった。風がどんどん涼しくなった。
あのときはあなたに本当のことがなにも言えなくて。
どんどん二人の距離が離れてしまったね。

あなたの前ではもう履きすぎて擦りきれた靴のかかとばかりを気にして。
あなたの顔をまともに見ることもできなかった。
そしてあたしはどうやったらあなたに気に入られるかばかりを考えるようになった。
あの頃の素直なあたしはどこに言ったのかな。

切りすぎた前髪が恥ずかしくって。
右手で押さえてあなたから見えないように背を向けた。
だって嫌われたくなかったから。
うつむくあたしをからかったあなたは今はもうあたしの夢の中でしか存在しない。

付き合っているのに。
「寂しい。」「会いたい。」そんなことが言えなかった。
あたしの中の変なプライドが邪魔をして。
そんな態度しか取れない自分自身に何度もため息を着いた。

あの日の「サヨナラ」言い出したあたしの腕をあなたは咄嗟に掴んだよね。
それがすごく嬉しかった。
でもそんなことがまた言えないあたしにやっぱり下唇を噛んでしまうの。

恥ずかしい顔でカッコ悪いファーストキスをして。
平気なフリして震える足。
心のシャッター、押して忘れないように。
胸のはしっこに刻んだの。
あなたとのキスの味も。この切ないキモチも。ただの強がりも。

会えない訳じゃない。
だってあなたは「君のキモチの整理がついたら、俺のとこに戻ってきて?」っていってくれたから。
でも今は会いに行けないの。意気地無しでごめんね。
でもその決心ができたら、電車に乗って、橋を越えて。
あなたのところに真っ直ぐ向かうから。

切りすぎた前髪をからかったあなたは今も元気かな。
もう少しだけ待っていてね。
あなたの中のあたしが、あたしが思っていた通り、幸せな顔で覚えていてくれますように。
それだけが今気掛かりなこと。
本当にあともうちょっと。あなたにふさわしい素直な子になるからね。






こんあいば。プートンです。
失恋したあとの設定です。でもどちらもまだ好き。
そんな状態を想像してください。
これはaikoさんの「シャッター」という歌です。
よければ聞いてみて下さい。
それでは、また。