ありがとう、お喋り頭 | Whoops!カズのお気楽れんらく帳

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アメリカン・ユートピア


2020年アメリカ

監督:スパイク・リー

出演:デヴィッド・バーン


ある日突然放送してた「ZOMBIO/死霊のしたたり」。死体蘇生薬を巡るてんやわんやを描いた「死霊のはらわた」と並ぶやりすぎホラーの極北。久しぶりに見ても、よくやるなあ、と感心する。中でも頭と胴体が別々に蘇った変態教授が、さらってきた女学生を裸にして生首でペロペロするシーンは、作った奴はどうかしてるとしか思えない名シーンである。


さて、なんでそんなどうでもいい話するかと言うと、映画の中でトーキング・ヘッズの曲が流れたからだ。トーキング・ヘッズ=お喋り頭 まさにこの映画にぴったりじゃないか!スチュアート•ゴードン洒落てるねえ。


そんな訳で急にトーキングヘッズが気になったので検索してみると、この映画のライブ映像が出てきた。シワシワになったデヴィッド•バーンが、バンドとお揃いのスーツに裸足で四角いステージを鼓笛隊パレードのような一糸乱れぬ縦横無尽のパフォーマンスを繰り広げる。なんだこれ滅茶苦茶かっこいい!しかも現在映画が公開中とな。そりゃ見に行くしかないだろう。


映画ってこんな出会いがよくある。ふとしたきっかけで見に行ったら、とんでもないものに出会ってしまい、一生ものの宝になる。昔はよくあったもんだ。今回は「死霊のしたたり」→「トーキングヘッズ」→「デヴィッド・バーン」と繋がる。正に映画との出会いは縁なのだ。


特にトーキングヘッズが好きだって訳でもないが、いまだに尖り続けながら、いい感じに枯れてきたデヴィッド・バーンをいつまでも見ていたくなる至福の時間。出会わせてくれた変態教授に感謝だ。やっぱ夜中にやってるホラー映画は見逃しちゃ駄目だね。


大洋劇場1  20210725