2018年アメリカ
監督:J・A・バヨナ
出演:クリス・プラット
これはつまらない。スクリーンに恐竜が登場すると無条件にテンション上がる、俺みたいな恐竜好きには信頼のブランド、ジュラシック・シリーズなのに、なんとも盛り上がらない。これはどういうことだ?
大失敗からなにも学ばす、同じ失敗を繰り返して被害を上塗りする、そんなアホな展開はこのシリーズのお約束だけど、ここまで来ると呆れ気味。
それでも、前半の恐竜島では、何処に隠れていたのか俺の大好きなアロサウルスも登場し、大スペクタクルの連続で見応え十分。ところが後半は、狭い屋敷でのホラー調の展開で一気にテンションダウン。新味を出そうとしたかもしれんが、こんなのジュラシックじゃない!
恐竜の世界に紛れ込んだ人間が、右往左往するのがシリーズの醍醐味なのに、そのお約束を破っちゃいかんだろ。結末だってスッキリしない。このシリーズ今後どうなるか心配だ。
そんな中、唯一の希望はマルコム博士の再登場。いつも人を怒らせながらも、正論しか吐かない博士がどう絡むのか。人間と恐竜のカオスを解決するのは、カオス理論の権威しかいまい。博士、期待してますぜ。
キャナルシティ20180716