インデペンデンス･デイ:リサージェンス
2016年アメリカ
監督:ローランド･エメリッヒ
出演:リアム･ヘムズワース
あの映画、もう20年前か。てか、今さら続編作るの？度肝を抜かれた大破壊も、今やお手軽に作られる昨今、同じ事やっても古臭くしかならないぞ。
そしたら予想通り、技術は格段の進歩を遂げているというのに、内容が全く進歩してないから驚いた。逆に退化したと言ってもいいかも。
映画の中も20年を経過し、準備は万全かと思いきや、今回も１日であっさり滅亡寸前。宇宙人側も重力操る新手を用意しているが、基本、宇宙船がでかくなっただけだ。しかもバカみたいに！そして今度こそ打つ手無しかと思ったら、宇宙人が自ら弱点をさらけ出して、またまた１日で撃退。親玉やっつけたら全員機能停止って展開、もう飽きたよ。
まあ、観客の知的レベルを低く設定したまま、明るく気楽に人類滅亡を楽しもう！てな、エメリッヒ監督の映画作りの姿勢に全くブレが無いのには感心したけど。キャストもチンピラみたいな奴ばかりで印象無し。こう見ると、ウィル･スミスってスターだったんだなあ。
それより気になったのは、露骨な中国への目配せぶり。中国人と中国語で溢れる月面基地。牛乳まで中国製(それ飲んで大丈夫か？)。宇宙人より中国人の侵略を注意した方がいいかもよ
20160801 キャナルシティ