昨日、NHKの番組で『工場再生請負人』として紹介されていた山田日登志に関する情報を集めてみた。
数年前に「セル方式」という生産方式を導入した企業の情報を新聞で目にしたときには、これまでの常識とあまりにもかけ離れた方法で、非常に驚いた記憶がある。
ラインでの生産ではなく、一人の人間がPCなどを一貫して組み立てる方式がなんで効率が高まるのか・・・?と不思議に思ったものだ。
しかし昨日の番組を見て、納得!:( ̄▽ ̄)=3
山田氏の方法論とはつまるところ「人間のやる気には限界がない」ものであり、その無限の力を引き出すことが製造現場においては、何者にも代えがたい効率化の手法なのだ、ということだろう。
単なる方法論ではなく、哲学と言ってもいいのかもしれない。(「活人」という言葉も使っているようだ)
重要なことはベルトコンベアか屋台型(セル)か、という選択論ではなく、そこで動く人間が如何に自分で考え、自分の力をその仕事に注ぎ込むことが出来るのか、ということを考えた結果なのだろう。
そしてヒトが、モチベーションを高め自分のチカラを仕事により傾けることができる方法として、セル方式の方が優れているというだけなのだ。
もし、ベルトコンベアのラインで働く人間が、一人一人が自ら考え、全身全霊を傾けて仕事をするラインが存在するならば、敢えてセル方式にすることもないのであろう。(トヨタなどはそういう企業文化に近いのかもしれないが)
そして私が何より惹かれるのは、いかなる生産方法を選択するか、ということではなく、ヒトのやる気を如何に引き出すのか、という点である。
「活人」ということを考えたときに、工場だとかオフィスだとかという問題は全く関係ない。
ホワイトカラーの職場であっても、「活人」が最も重要なことなのだと思うが、最も難しいことであるとも思う。
「社員自らが考える職場」というのが本当に理想的である。少しでも近づきたいと努力しているが、本当に難しい。