十里の旅の第一歩
百里の旅の第一歩
同じ一歩でも覚悟がちがう
三笠山にのぼる第一歩
富士山にのぼる第一歩
同じ一歩でも覚悟がちがう
どこまで行くつもりか
どこまで登るつもりか
目標が
その日その日を支配する
(後藤静香)
十里の旅の第一歩
百里の旅の第一歩
同じ一歩でも覚悟がちがう
三笠山にのぼる第一歩
富士山にのぼる第一歩
同じ一歩でも覚悟がちがう
どこまで行くつもりか
どこまで登るつもりか
目標が
その日その日を支配する
(後藤静香)
本書は1999年に米国で出版されたものであり、原題は、”This is your Life , Not a Dress Rehearsal ”というものでした。
原題の意味を日本語に訳すと「これがあなたの人生だ、リハーサルではない」ということになります。
この言葉は本文にも何度も出てきます。
いわば本書を貫く基本理念だと言えるのだと思います。
我々が生きているこの瞬間瞬間こそが『まさに人生そのもの』なのです。
決して未来が本番であって、現在が未来のためのリハーサルではないのです。
未来とは今のこの瞬間の行動の積み重ねの延長線上にあるものなのです。
したがって我々は今この瞬間をどう考え、どう生きるべきか。
将来の目標をどう思い描き、そこに続く道をどう歩くべきなのでしょうか。
というよりも既に歩いているのです。
リハーサルではなく、本当に歩いているのです。
本書をありきたりの自己啓発本と捉えることも出来ると思います。
実際に書いてあることがそれほどもの珍しいわけでもないし、どこかで読んだ内容と感じるものも少なくありません。
それでもこの本に興味を持った人はきっと読む価値があるのだと思います。
なぜなら、その人はこの本に書かれていることを、どこかで読んだことがあっても『実践』できていない人だから。
(私もそうだけれど・・・)
でも実践すればきっと成功するのだと思っています。
それでも出来ない心の弱さを持った人にお薦めです。
なぜならこの本は「何をやるか」が書かれているだけではなく、「やろう」という気にさせてくれる言葉が積み重ねられた本だからです。
(ポイント)
・収益源をどこに置くか?
取る範囲・サービスをどのように限定するか
どの程度サイトのプレゼンスが高まってから取るべきか
・掲載企業(個人?)の信頼性確保をどうする?
事前審査
情報の信憑性
・どういう見せ方をするか?
米国の本家はシンプルなつくりのサイトとなっている。
求められる情報量はどこが適切か。システムキャパシティとの兼ね合いで考えるべき。
・広告獲得営業をどうするか
・ユーザー獲得プロモーションをどうするか
新聞を殺した元凶――。クレッグズ・リスト といえば、この一言で説明されることが多い。
同社は、ユーザー同士の「売ります、買います」広告や、企業の人材募集のクラシファイド・アド(3行広告)、さらに住宅賃貸情報などを扱うサイト。日本での知名度は低いが、アメリカに住んでいる人ならば、愛用者はかなり多いはずである。筆者も引越しの際にはさんざんお世話になった。
このクレッグズ・リスト、実はアメリカのトラフィック・ランキングでは11位、世界でも47位に入る人気サイトである(アレクサ調べ)。もっと驚くのは、ランキングで2つ上、9位のイーベイ(オークション・サイト)の従業員は1万5000人もいるのに、クレッグズ・リストはたった25人で運営されている点だ。
両者ともに、コンテンツはすべてユーザーの投稿によるという、つまり同じUGM(ユーザー・ジェネレイティッド・メディア)なのだが、この違いは甚だしい。その差は、クレッグズ・リストが次の2つの点で通常のUGMサイトと一線を画しているからである。
ひとつは、そこに掲載されている情報。コミュニティ仲間のおしゃべりや写真投稿、オークション・サイトなど娯楽のためのコンテンツとは違って、クレッグズ・リストに掲載されるのは、前述したとおり、人材募集や「売ります、買います」広告など、人々が日常生活で必要とする情報が中心である点だ。
人材募集は毎月200万件が掲載されている。それをユーザーが掲載し、ユーザーが利用する。しかも大半が無料だ。新聞を殺したと言われるのは、まさにこのためである。これまでアメリカの新聞が依存してきた地元の3行広告からの広告収入が、今やすっかりクレッグズ・リストに奪われてしまったのだ。
クレッグズ・リストが課金するのは、一部地域の企業による人材募集広告(1件あたり25~75ドル、地域によって異なる)と、業者によるニューヨークの空き家情報掲載(1件あたり10ドル)のみ。それ以外はすべて掲載無料な上、利用もただ。オンライン人材募集サイトとして知られるモンスターが、掲載1件あたり475ドルも徴収しているのとは大違いだ。新聞の3行広告のような文字数の制限もない。
もうひとつの違いは、クレッグズ・リストのサイト運営者が利益を最大化することにあまり重きを置かず、「人々の役に立つこと」を優先させている点である。
クレッグズ・リストでは、不動産広告にせよ売買広告にせよ、そこに並んでいるのは、テキスト・ベースの日付順のリストだけ。いかにも人手のかからないシンプルなサイト・デザインもさることながら、余計な情報も派手な広告もない。そのためアップロードも速い。謳い文句に興味を持てば、リンクをクリックしてさらに詳しい内容や写真にアクセスすればいい。このいかにも実用主義的なところが受けている理由でもある。
だが、一見シンプルなサイトに見えて、実はクレッグズ・リストの成功の秘訣は、想像を超えるメンテナンスにある。ユーザーからの問い合わせには必ず応え、使い勝手に対する提案は、数が多ければ必ず反映させるのを、クレッグズ・リストはサイトのポリシーとしている。
さらに、不法な広告掲載や詐欺情報などの撤去作業には、創設者のクレッグ・ニューマークやCEOのジム・バックマスター自らが携わっている。こうしたことが、いまだもってユーザーからの草の根的な信頼感を維持するのに一役買っているわけだ。
ただ、利益最優先主義ではないとは言え、クレッグズ・リストの収入は決して少なくない。非公開企業のため詳細は明らかではないが、調査会社クラシファイド・インテリジェンスは、2008年のクレッグズ・リストの収入を8000万ドル(80億円)、企業価値を50億ドル(5000億円)と試算している。
収入は昨年比で47%増。従業員20数名の企業としては、画期的な数字だ。有料掲載の数を増やせば、収入2億ドル(200億円)も不可能ではないと、この調査会社では予想している。
クレッグズ・リストには、実はくだんのイーベイが25%の資本参加している。クレッグズ・リストの初期投資家の持つ株がイーベイに渡ったためだが、イーベイとしては、本来は丸ごと買収したかったところだろう。
しかも現在この2社は訴訟関係にある。互いの訴えを元にすると、イーベイはクレッグズ・リストの内情を学習した上で、これに類似した3行広告サイト、キジジ を独自に立ち上げた。 それを知ったクレッグズ・リストは、イーベイの主張いわく、株を希釈化してイーベイの持ち分を減らし、役員会からの追放を画策したというのだ。
まずイーベイがクレッグズ・リストを訴え、その後、クレッグズ・リストがイーベイを訴えた。これは、イーベイの儲け主義に対する草の根サイトの闘いとして、ネットファンの関心を集めている。
クレッグズ・リストが人気を集める理由は、3行広告だけではない。スポーツや趣味のフォーラム、男女あるいは同性愛の交際相手を求める広告もあり、そのユーザーもかなり多い。小さなコミュニティが多数生息していて、クレッグズ・リストはコミュニティ・サイトの門番といった存在でもあるのだ。
中でもユニークなのは、「ミスト・コネクション(もう一度会いたい)」というコーナー。ここには、「昨日、サンフランシスコの○○カフェにいた赤いドレスのあなた。僕たちは目が合ったのがわかった? 連絡がほしい」といった掲載があり、まるで映画の一コマのような風景を彷彿させる。
「利益を最優先しない」「拡大しない」というビジネス・モデルを前面に打ち出すクレッグズ・リスト。それが本音かどうかは別として、イーベイの儲け主義の対極にある“草の根感”が、結果的に急成長の原動力になっていることは間違いない。
(DIAMOND ONLINE 2008年7月16日)