2026年は、罹患2年目の鬱病とパニック障害について自分の経験をまとめていきたいと思います。不定期更新となりますが、ご自身はもちろん、身近な方が心を痛めている方に読んでいただきたい内容になっています。
※自身の経験のみをまとめていますので、これがすべての症状、経緯ではないことをご了承ください。
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急に動けなくなる恐怖の正体
精神科でキャパオーバーと言われ、薬を処方されて私の通院は始まった。最初は1週間ごとに、次に2週間ごとになり、現在は1ヶ月ごとの受診となっているので、おそらく今、飲んでいる薬の効果が落ち着いているということだろう。
私本人からすると、「もっと前のように動けるようになると思っていたのに…」と少々不満はあったが、長年の無理がたたっての罹患だ。そう簡単に以前のようにはなれない。最近そう思えるようになったのは、それだけ自分の状態を受け入れられてきているということだろう。
しかし、今のような考えになるまでの間には自分自身との格闘が多々あった。
まず、「鬱」だといわれても「鬱とはこういうものでこうすると改善していく」という明確な方法がないことが私にとっての不安材料となった。もともと計画を立てて動くのが好きだった私だが、この計画を頭で立てても身体がついて行かない。
焦りから、滝のような汗が流れ、何かしようとしている体勢で身体がピタリと止まって動けなくなる。その間も汗は流れていて、目の中にも入って来るのにそれを拭うことも出来ない。仮に拭うことが出来たとしてもその手のひらも汗が噴き出している。
頭はしっかりしているのに、動けなくなるこの恐怖も鬱のせいなのだろうか?と考えていても瞬間冷凍でもされたかのように身体はピクリともしない。私は幼い頃に交通事故に遭っていて、右足が不自由だ。その右足にとって負担がかかる体制でも動けない。じわじわと痛みが増してきて、さらに恐怖が私を襲う。
そして、突然解凍されたかのように身体が動くようになり、尻もちをつく。当然、負荷がかかった右足には激痛(普段から痛みは常にあるが、その痛みがさらに増してしまう)が走り、立つのもやっと。
それを次の受診時に医師に伝えると、
「今、処方している薬の中に、まれに『パーキンソン症候群』という副作用が出ることがある」
と言われる。症状はパーキンソン病と似た症状だと。急に動けなくなるのは、パーキンソン病の症状に似ていると。
その後、その薬の服用を減薬。しばらくすると、急に動けなくなることはなくなった。
新たな病気を併発
急に動けなくなることはなくなったが、相変わらず汗に悩まされる。もともとあまり汗をかく体質ではなかったため、汗をかくということで不安が増す。
特に人と話す時に手汗がハンパなく、次の受診時にそれを医師に伝えると、
「もしかしたら『パニック障害』を併発しているかもしれない」
と言われる。
鬱病と、ひとことで言ってもその症状は十人十色。そして、他の精神疾患を併発することは珍しいことではないということだった。私はどこかで併発を認めたくなくて、「更年期障害ってことはないですか?」などと聞いてみる。しかし、医師は冷静に、
「火照りのせいで汗が出てきますか?」
と聞いてきた。火照りは…ない。
私の手汗は、更年期障害の症状ではないことが分かった。
併発しても、鬱病の薬だけで増薬はないということだったので、それは良かったと安心した。実は、私は前述の交通事故の後遺症で『外傷性てんかん』を持っている。抗てんかん薬を飲んでいるため、これ以上薬が増えるのは嫌だなと思っていた。
鬱病の薬だけで、4種類、頭痛が治まらないため、解熱鎮痛剤を1種類飲んでいて、それに抗てんかん薬が加わり、現在も6種類を毎日服用している。これ以上増えるのは本当にイヤだと感じているのだ。だから、パニック障害向けの薬が増えたら嫌だなと思っていたが、増えることはなかったので安心した。
必要に応じて行政の力を借りよう
症状の話は次回にするとして、最後に精神科やメンタルクリニックに通院することになった場合、患者の負担を軽くする制度があることだけお知らせしておこうと思う。
まず、各市区町村役場で、『自立支援医療証』の発行をしましょう。
これは、1医療機関、1薬局を登録すると医療費助成が受けられる制度です。医療費や薬代が1割負担になり、さらに1ヶ月の医療費の上限があります。
次に、各市区町村役場で、『精神障害者手帳』を申請することも出来ます。こちらは通院後6ヶ月を経過すれば申請することが出来ます。公共交通機関の割引などの助成が受けられる制度です。
いずれも医師より指定の診断書を書いてもらい、役場に提出してください。
各市区町村で、助成の種類が異なりますので、お住いの役場で詳しいことは聞いてください。
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