こんにちは
ご訪問頂きありがとうございます
先ほど、ブログネタの投稿をさせていただきましたが、続いてこちらも書いていきたいと思います。
先ほど投稿したブログはこちら
こちらの天気は、雨です。なので、今日は引きこもり決定って思っていて、筋肉弛緩剤もばっちり飲んでしまいました。ちょうど睡魔に襲われていた頃、姉から連絡が入りました。
「ちょっと状態が良くないから、これから病院に行くけど、♪みん♪は来られる」
父の病院から連絡があり、「おいで」と言われたそうです。
つまりはそういう事です。睡魔と闘っている状態での運転は危険でしたが、気合いで行ってきました。
父の入院から転院までの経緯はこちらにまとめてリンクしてあります
昨日、体内の酸素濃度が急激に下がり、本人も苦しがっていたので、酸素投与を試みましたが、思ったほど上がらず、肺までチューブを差し、直接酸素投与をしてくれたところ、なんとか「苦しい」域を脱する数値まで上がってくれたそうです。
しかし、今朝また数値が下がり、本人も朦朧とし始めているということで、その状況説明と、父に逢っておいた方がいいのではないかとの主治医の判断で、私たちは呼ばれました。
状況説明の中で、父の肺は、「上葉」は機能不全を起こしているそうです。(下図の向かって左側の仕切られている一番上の部分)
そのため、酸素を入れても二酸化炭素を排出できず、体内に溜まってしまっている状態だそうです。
二酸化炭素が大量に体内に溜まってしまうと、呼吸は出来なくなるということで、昨日は急遽肺にチューブを通して酸素を送り、そこから少しでも二酸化炭素を排出させようと試みてくださったようです。
転院する前に入院していた病院でも、「肺に痰が入ってしまっている」と聞いていたので、その痰が悪さをして「上葉」に繋がっている管を塞いでしまった可能性もあるということですが、CT画像では上葉部分が真っ白になってしまっているため、確認できなかったようです。
なんとか、その塞がっているものが取れてくれれば、上葉にも酸素が行き、もう少し呼吸もラクになると思うのですが…と主治医は言っていました。とはいえ、自力で寝がえりなどが出来る状態ではないため、スタッフさんたちが定期的に様子を見ながら態勢を変えてくれているようです。
一通り、病状説明が終わった後、
「お父様がご自身の終末期の決断をされるのは、現段階では難しいので代理で決めていただけますか?」
と言われました。
今回、私たちが意思表示をしていなかったから、延命というか、療養病院で出来る処置の限りを尽くしてくれたことで、今日、父に逢うことが出来たということもあり、父の希望である「延命措置はしない」というものをちょっとだけ無視した決断を下してきました。
それは、
「可能な限りの措置をしてもらう」
という選択。
出来るだけ、苦しまず、穏やかに、旅立ってほしいとの願いから、姉と二人で決めました。
実際、昨日この措置をしてくれたから、今日私たちは父に逢えて、父も私たちを認識してくれて笑顔になってくれた。これを見たら、父がどう決めているかは、正直どうでもよくて、私たちの希望を最優先にしたくなってしまったんです。
もちろん、措置をしたからといって、父が苦しくないかといえば、おそらくは苦しいと思います。
ただ、何もしないよりは、少しでもラクになってくれるはずと信じています。
今日は、口から肺に向けてチューブを入れてあるので話すことは出来ませんでしたが、状態が良くなれば、チューブを外すことも出来るはずだと主治医は言っていましたし、チューブさえ外れれば、声を出すことは出来るということなので、チューブが外せることを願っています。
それでも父は、手を握れば握り返してくれる力はまだありました。それも結構な力でした。
酸素が全身に行き渡っていないからなのか、とても冷たい手だったので、時間の許す限りさすりながら温めてきました。
面会の時間が決まっているため、タイムオーバーになって、病室を出る際、手を離すと父は私たちを探すように頭を左右に動かしていました。その姿に、かなり後ろ髪をひかれましたが、病院も感染対策の一環で、時間を決めていることもあり、
「また来るからね」
とひとこと父に残し、病室をあとにしました。
「また来るからね」
この言葉が、現実のものになるよう、私も3回目のワクチン接種をしようと決めていたのですが、逆に今、接種して動けなくなった時に(例えば、発熱などの副反応があった場合)、
「すぐに来てください」
といわれても、副反応による発熱でもおそらく病院は入れてくれませんよね。
そう考えると、もう少し父の容体が安定しないと3回目のワクチン接種は出来そうにありません。
もどかしい…
しばらくは、落ち着かない日々が続きそうです。
【今日の感謝】
「面会のルールであるワクチン3回接種が完了していないのに、父に逢わせてくれた病院スタッフの皆さんに、ありがとうございます」
「頑張って生きようとしてくれている父に、ありがとう」