2017年夏、出産予定日の翌日に第一子長女を出産した際の記録です!

 
11:00
陣痛間隔1-2分に。
それまで足浴したりアクティブチェアに座ったりしていた余裕はすっかり無くなり、ベッドに突っ伏してひたすら夫に肛門をテニスボールで押してもらう。

担当とは別の助産師さんが昼食(美味しそうなカレー)を持って来てくれる。もちろん食べられない。
「食べられるものだけ食べていいし、旦那さんが食べてもいいよ。」
といわれるも、夫は苦しむ私を見て食欲を無くしていたし、カレーのにおいに吐き気がしてしまい、
「においがきついので下げてもらえませんか!?」
とキレ気味にお願いした。

苦しみながらも内診を受ける。内診は毎回、
実習生さんの内診→報告→助産師さんの確認→指導
の順で行われ、
「たださえ痛いのに二回もやるの!?」
と思ったものの言えなかった。実習生さんの立会いを断ればよかった、と少し思う。

子宮口が5cm開いていたため、助産師さんに
「麻酔入れることもできますよ。」
と言われ、迷わずお願いする。


11:30
廊下を挟んで向かいの手術室に移動し、硬膜外麻酔開始。

すでに陣痛間隔は1分をきっており、背中に麻酔の針を入れるために動かないように言われるも、じっとしていられない。うわごとのように痛い痛いと繰り返していた。
陣痛の合間の一瞬の隙に先生に押さえつけられながら針を入れられる。

ひんやりとした感覚とともに麻酔が入ってきた。頭が下になるように手術代を傾けられると、徐々に陣痛の痛みを感じなくなり、一気に冷静に。

緊張が解けたせいか子宮口は7cmに。LDRに戻るはずだったが、このままオペ室で生んでしまうことに。


12:00
LDRで私の帰りを待っていた夫が手術室へ。
つい先ほどまでのたうちまわっていた私が急に冷静になったので驚いていた。

LDRに入ってからずっとつけているNST(お腹の張りと胎児の心拍)のモニターとは別に、私自身の心拍と血圧も常にモニターされる。

定期的に麻酔の効き具合もチェックされる。この確認方法が原始的でちょっと笑ってしまった。
(まず麻酔の効いていない手に凍った保冷剤を当てられ、その冷たさを10としたときの冷たさを、お腹や足に保冷剤を当てられながら答える。)

無機的な手術室の中でやることもないので(LDRならテレビもあった)、夫と下らないことを話しながら過ごした。

13:30
麻酔が切れかけて痛みを感じたので(とはいえ麻酔前の1/10くらいの痛み)、麻酔を足してもらう。すぐに痛みは無くなった。

尿道に管を入れて尿を取られる。

14:00
子宮口全開に。

助産師さんに
「いきんでみましょう。お腹が張る感覚があればそれに合わせて、分からなければNSTモニターを見て私がいきむタイミングを指示しますがどうしますか?」
と聞かれた。
モニター見て指示してもらうくらいなら、自分でモニターを見つつなんとなくでいきんでみることに。


いきむタイミングはあれで合っていたのかは未だに分かりません。
9時の破水から5時間、これまで「子宮口全開までが辛かった、その後はすぐだった。」という経験談を聞くことが多かった私は、もうお産は終わるのだと思っていました。
しかし、大変なのはここからだったのです。

3へ続きます。