ペットの救急隊員セミナーを
また受けてきました。
前回は一般飼い主さん向けの
心肺蘇生法などを学ぶ内容でした。
今回は動物看護師・トリマーなど
動物のプロ向けの講座でした。
診察処置中やトリミング中に
獣医師がそばにいない状況で
動物が
・ショック状態になったら
・てんかん発作を起こしたら
・パニック状態になったら
・突発性前庭疾患を発症したら
・診察台から落ちたら
緊急対応として何ができるか？
ということを考えるセミナーでした。
例えば、
体重40kgの大型犬がシャンプー中に
シンクの中で
急に立てなくなったらどうするか？
とかね
それから、災害が起こったら？
ということも学びました。
真夏の午後3時に巨大地震が起こって
電気も水道も止まったらどうする？
真夏の一番暑い時間帯に
クーラーは使えない、
水は出ない、
交通が麻痺して
いつお迎えが来るか分からない、
そんな状況で大切な動物たちの命を
いかに守るか！
真冬の真夜中に巨大地震が起こったら
どういうことになるか？
様々な状況がありうるので
たった一つの正解はない問題だけど
あらゆる状況を想定して
この状況ならどうする、
あの状況ならこうする、
など頭の中で具体的に
シミュレーションしておくことが大切です。
動物看護師、トリマー向けだけど
獣医師にも有用な内容です。
セミナーでは
まず一人で考えたあと
グループワークで話し合い
そのあと講師のサニーカミヤ先生が
解説してくれました。
サニーカミヤ先生は日本人なんだけど
日本で救急隊員として経験を積んだあと
ニューヨークの救急隊員になり
長く活動してきたプロ中のプロです。
凄く真面目に話してくれるんだけど
端々に笑いの要素が散りばめられていて
何度も吹き出しそうになりました。
例えば、
頭の中が怒りの感情とか
パニックとかでいっぱいになったとき
両手を握って拳をグッと上に突き上げると
心のリセッティングになる、
と説明してくれたのですが
セミナー中に慌てて書いたイラスト
カミヤ先生は、
これは刑務所では必ず習うことですから
刑務所に入ったことのある人は
皆さんご存知ですよね！
と真面目な顔で言うのです。
みんな一瞬キョトンとなって
次の瞬間に吹き出してしまいました
セミナー終了後に
参加者との記念撮影に笑顔で応じる
サニーカミヤ先生
とても考えさせられる内容でした。
ペットセーバープログラムは
一般向け、
看護師、トリマー向け
エキゾチックアニマル
など様々なセミナーがあります。
動物と暮らす人には大変役立つ内容です。
セミナーは全国で行われているので
良かったら受講してみてください
今日も皆さまが穏やかな
ほっこりした気持ちで過ごせるよう
祈っています
