そろそろシニアといえるお年頃の
2匹の同居ワンコさん
仮にAちゃんとBちゃんとします。
毎月1回、鍼治療に来てくれています。
もちろん、飼い主さんが
連れてくるんですけどね。
ある時、飼い主さんから連絡ありました。
Bちゃんが急に旅立ったから
次回からAちゃんの治療だけを
お願いしたいというのです。
次に来院されたとき
いったい何があったのか伺いました。
Bちゃんが急にグッタリしたから
近所の動物病院で
色々検査してもらったの。
でも、血液検査も画像検査も
どこも異常がなくて。
数か月前に膵炎やったから
再発したかと思ったら
膵炎でもなくて。
何日か寝てれば元気になると思ったの。
そしたら翌日、
気づいたら息をしてなかったの。
慌てて動物病院に連れて行って
蘇生措置をしてもらったんだけど
そのまま亡くなってしまって。。。
管をたくさん繋いだり
心臓マッサージしたり、
獣医さんが一生懸命
処置してくれたのは分かるけど
最後に苦しめちゃったかな。。。
獣医さんも
死んだ理由がわからないって。。
私も何が何だか分からなくて。。
話しながら涙を抑えられない飼い主さん。
聞いている私も眼がウルウル
今でも実感が全然なくて。。
ひょいっと部屋に
入ってくるんじゃないかって
思っちゃうのよね。
もうちょっと介護の時間があっても
良かったと思うの。
飼い主さんは皆、
我が子が先に旅立つことは
覚悟しています。
我が子を遺して自分が先に旅立つなんて
絶対できないと思っちゃうよね。
旅立ち方は様々です。
Bちゃんのように急に旅立つ子。
徐々に弱っていって
最後のロウソクの灯が
フッと消えるように旅立つ子。
病との壮絶な戦いの果てに旅立つ子。
親(飼い主)としては我が子には
とにかく苦しまずに
穏やかに旅立ってほしいと思うけど
必ずしもそうじゃない。
我が子が苦しんだからと言って
それはその子が悪いんじゃないし、
親が悪いんでもない。
その経験が魂の成長のために
必要なのかもしれないけど
それも本当かどうか分からない。
魂の成長なんてどうでもいいから
我が子が苦しむのだけは
避けたいと思うのが親心。
旅立ち方は千差万別。
どのような旅立ち方をしても
どれも間違いじゃない。
どのような見送り方をしても
必ず後悔することはある。
でも、残された家族は
泣きながらでも生き続けるかない。
自分の肉体の期限が尽きるまで
頑張って生きるしかない。
その後は。。。？
虹の橋で会えるのかな？
その日を信じて
もだえながらも生きていかなくちゃ
それが遺された者の使命
全身の血管に血栓が詰まって
2週間苦しみ抜いてから旅立った
愛しい愛しいみなみ
みなみの闘病記を読み返したら
また泣いちゃった。。。
みなみに笑われるネタが
また一つ増えちゃったかな？
