不安に心を支配されない | しちふくのひとやすみ

しちふくのひとやすみ

獣医師&獣医鍼灸師&レイキヒーラーである
しちふくの感じたいろんなこと

我が子の体調が気になり始めると
悪いことばかり考えがちです。

もしかして、我が子が
物凄い重病になっているのではないか?

悪い方に悪い方に考えてしまいます。

最悪の事態を考えてばかりいると
気が滅入りますね。

飼い主さんのの気持ちが沈んでいると
我が子にも伝わります。

最悪の事態を避けたい、
そうならないでほしい、
と、
そのことばかり考えている、

ということは、
最悪の事態ばかり考えていることになります。

嫌だ嫌だと思いつつ
その病気のことを考えてしまいます。

そうすると、
最悪の事態を引き寄せることに
なりかねません。


ちょっと例え話で説明しますね。

例えば、「象」と言われると、
身体が大きくて鼻が長くて耳が大きな動物を
想像すると思います。

《画像はWikipediaからお借りしました》


では、
「絶対にピンクの象のことは
 考えないでください」
と言われたとします。

それまで象と言えば
灰色っぽい動物としか思っていなかったのに、


「ピンクの象のことは
 考えないでください」
と言われると
「ピンクの象」を思い浮かべてしまいませんか?

《画像は無料素材から使わせていただきました》


いくら考えないようにしようと思っても、
ピンクの象が頭から離れなくなります。

考えちゃダメと思うほど、
ピンクの象のことばかり考えてしまいます。

ピンクの象のことばかり考えたからと言って
実際にピンクの象がやってくることは
ないかもしれません。

でも、ピンクの象が気になるまでは
目にも入らなかった、
ピンクの服を着たワンコが気になったり、
ピンク色のぬいぐるみが
目に入ってきたりするように
なるかもしれません豚

ピンクの服を着たワンコはこれまでもいたし、
ピンク色のぬいぐるみも
以前から視界に入っていたかもしれません。

でも、これまでは気にならなかった。

「ピンクの象を考えるな!」と言われたから、
逆にピンク色の動物が気になって
仕方なくなるのです。



それと同じで、
我が子が○○病になったら嫌だ!
と思うとその病気が気になります。

まだその病気になってもいないのに、
「○○病になったらどうしよう」
「○○病のことは考えちゃダメダメ」
なんてその病気のことばかり
考えるようになってしまいます。

そうすると、
その病気の徴候の1つと言われている症状に
似た症状がほんのちょっとでもあると、
その病気になってしまったのではないかと
恐れおののいてしまいます。

もう頭の中は○○病のことでいっぱいになり
心配でたまらなくなります。

その思いは我が子に伝わります。


○○病になることを願っているのではないか
感じられるほど
自分が病気になった姿ばかり考えている
パパやママもやもや

我が子にはどう伝わるでしょうね。。。キョロキョロ




我が子の品種がかかりやすい病気などについて
知識を持って備えておくことは大切です。


でも、必要以上に怖れて
そのことばかり考えていると
本当にその病気を引き寄せることもあります。


どうか心を不安に支配されないでください。


まだなってもいない病気になって
苦しんでいる姿を想像するのではなく、

最善の姿=元気にニコニコと過ごしている
我が子の姿を想像してください。



そうすると飼い主さんの心も軽くなるし
我が子にも良い影響があると思いますわんわんにゃー


常に軽やかに
考えられると良いですね。



皆さまが穏やかな
ほっこりした気持ちで過ごせるよう
祈っていますハート