気圧の影響を和らげるマッサージ | しちふくのひとやすみ

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獣医師&獣医鍼灸師&レイキヒーラーである
しちふくの感じたいろんなこと

三半規管を緩めて
気圧の影響を和らげるマッサージについて
ご質問をいただきました。

頭や耳周りのマッサージになりますので
とてもデリケートなマッサージです。

下手にやるとかえって危険です。

なので、これまで診察のときだけ
直接お話ししてお伝えしておりました。

でも、遠方にお住まいの方は
そうもいかないですものね。

思い切って
皆さんにお伝えすることにしました。


あしあと


気象病の原因の一つが気圧の変化です。

身体の気圧センサーは
三半規管の根元にあるそうです。
 
 気圧の影響で脳圧があがって
てんかんや腹痛などの症状が
起こることがあります。

脳を納める頭蓋骨は
23個の骨が組み合わされています。

頭蓋骨をバラバラにするとこんな感じ⇩
《画像はお借り しました》
 

これらの骨がコラーゲン繊維で
くっついています。

このつなぎ目を「縫合」と言います。



コラーゲン繊維が固くなると
頭蓋腔が拡がらなくなり
脳圧が上がりやすくなります。



気圧センサーのある
三半規管は側頭骨の中にあります。
 
《画像はお借り しました》
 
 
頭蓋骨同士のくっつきを緩めることで
三半規管の圧が調整されたり
脳圧が下がったりして
気象の影響が和らぐことがあります。


あしあと


マッサージをするときは
とにかく弱い力でやって下さい。


どのくらい弱い力かというと・・

皆さん、食器洗い用の波形のスポンジを
触ったことはありますか?

このスポンジの先端の山の部分だけが
ほんの少し凹むくらいの力です。



一番強くても
波形の山の先端が赤い線のところまで
凹むくらいまで。

波形の下の本体部分まで凹むようだと
力が強すぎます。

弱い力でやってください。


あしあと


では実際にやってみましょう。

まず、頭全体を手で覆うようにもちます。



このまま手を軽く動かして
頭蓋骨を揺すります。

頭蓋骨同士をくっつけている縫合の
コラーゲン繊維を緩めることを
イメージしてください。

強い力で揺すると危険です注意

スポンジの先がほんの少し動く程度の
弱ーーい力で軽ーーく揺すってください。

手を動かす幅は動物の大きさにもよりますが
5ミリ~1センチ程度にしてください。





それから、親指を
中央から外側に滑らせます。
 

耳の付け根をモミモミするのも良いです。
 
 


「耳ひっぱり」も良いです。

人間の耳ひっぱりのやり方が
書いているサイトにリンクを張りますので
興味のある方はお読みください。

 

耳ひっぱりを動物に応用しても良いです。


くどいようですが、

本当に弱い力でやってください。



それから

お顔周りのマッサージもしてあげてください。

 
 
時間があったら
全身をマッサージしてあげても良いですね。



マッサージするときは
「治れ~!、治れ~!」と
念を込めるのは止めて下さいNG

リラックスした気持ちで
我が子の元気な姿を喜びながら
マッサージしてください。
(たとえ具合が悪くても元気な姿を想像してください)

 
 繰り返しますが、
くれぐれも弱い力でやってください。

このマッサージで
全ての気象病が改善するとは限らないので
ご了承ください。

また、このマッサージをして
かえって具合が悪くなるようなら
無理にやらないで下さい。


皆さまともふもふしっぽたちが
穏やかに過ごせるよう
祈っていますわんわんにゃー