健康という目的のために | しちふくのひとやすみ

しちふくのひとやすみ

獣医師&獣医鍼灸師&レイキヒーラーである
しちふくの感じたいろんなこと

私は獣医師で、

鍼灸・漢方薬・マッサージなどの東洋医学と
組織細胞療法などのドイツ自然療法で
動物たちの健康に寄り添っています。
 
でも、西洋医学を否定する
つもりはありません。
 
西洋医学と自然療法は
治療の方向性が逆です。
 
西洋医学は取れるものは外科で取る、
取れないものは薬で押さえつける、
 
というのが基本かと思います。
 
 
自然療法は身体を下から支え上げて
不調に負けない身体を作る、
氣持ちを楽にして整える、
 
というのが基本になると思います。
 
極論すると、
西洋医学は病気を上から押さえつける治療、
東洋医学は心身を下から支え上げる治療、
と言えるかもしれません。
(あくまでも極論です)
 
 
西洋医学の方が得意な治療法もあれば、
自然療法の方が得意な治療法もあります。
 
お互いに助け合って治療していけば
最善の結果につながると思っています。
 
西洋医学だって自然療法だって、
最終目標は動物(人間)の健康でしょう?
 
西洋医学だけで治療している
獣医師(医師)の中には
自然療法に対する理解がまったくなく、
自分の患者が自然療法も受けていると知ると
「ウチにはもう来るな!」
と怒り出す方もいます。
 
科学で説明できないものは信用しない、
という方も多いです。
 
でも、自然科学というものは、
自然現象を説明するために
人間が作ったものです。
 
科学が自然を支配しているのではなく、
自然を理解するツールとして
科学があるのです。
 
科学で説明できないもの
⇨自分には理解できない
⇨治療責任が取れない
⇨全否定
という思考回路なのでしょう。
 
西洋医学信奉者が自然療法を否定するのは
まだ理解できるのですが、
ある自然療法をやっている人の中に
他の自然療法を否定する人がいて
驚いたことがありました。
 
そこ否定する?
 
たった一つの目的は
動物(人間)が心身ともに
健康に過ごせるようサポートすることのはず。
 
その究極の目的のために、
様々な方法を合わせて治療するのも
ありだと思います。
 
健康に至る道筋に
たった一つの正解なんてないはずです。
 
本当に健康になるなら、
何だって良いじゃない。
 
様々な治療法を提供できる人たちが
協力しあって、
みんなが健康になって
笑って過ごせるように
お手伝いできるようになると
良いと思いますおねがい