私は獣医師で、
鍼灸・漢方薬・マッサージなどの東洋医学と
組織細胞療法などのドイツ自然療法で
動物たちの健康に寄り添っています。
でも、西洋医学を否定する
つもりはありません。
西洋医学と自然療法は
治療の方向性が逆です。
西洋医学は取れるものは外科で取る、
取れないものは薬で押さえつける、
というのが基本かと思います。
自然療法は身体を下から支え上げて
不調に負けない身体を作る、
氣持ちを楽にして整える、
というのが基本になると思います。
極論すると、
西洋医学は病気を上から押さえつける治療、
東洋医学は心身を下から支え上げる治療、
と言えるかもしれません。
(あくまでも極論です)
西洋医学の方が得意な治療法もあれば、
自然療法の方が得意な治療法もあります。
お互いに助け合って治療していけば
最善の結果につながると思っています。
西洋医学だって自然療法だって、
最終目標は動物(人間)の健康でしょう![?](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/095.png)
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西洋医学だけで治療している
獣医師(医師)の中には
自然療法に対する理解がまったくなく、
自分の患者が自然療法も受けていると知ると
「ウチにはもう来るな!」
と怒り出す方もいます。
科学で説明できないものは信用しない、
という方も多いです。
でも、自然科学というものは、
自然現象を説明するために
人間が作ったものです。
科学が自然を支配しているのではなく、
自然を理解するツールとして
科学があるのです。
科学で説明できないもの
⇨自分には理解できない
⇨治療責任が取れない
⇨全否定
という思考回路なのでしょう。
西洋医学信奉者が自然療法を否定するのは
まだ理解できるのですが、
ある自然療法をやっている人の中に
他の自然療法を否定する人がいて
驚いたことがありました。
そこ否定する?
たった一つの目的は
動物(人間)が心身ともに
健康に過ごせるようサポートすることのはず。
その究極の目的のために、
様々な方法を合わせて治療するのも
ありだと思います。
健康に至る道筋に
たった一つの正解なんてないはずです。
本当に健康になるなら、
何だって良いじゃない。
様々な治療法を提供できる人たちが
協力しあって、
みんなが健康になって
笑って過ごせるように
お手伝いできるようになると
良いと思います![おねがい](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/005.png)
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