上海の獣医教育事情 | しちふくのひとやすみ

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獣医師&獣医鍼灸師&レイキヒーラーである
しちふくの感じたいろんなこと

今回の研修旅行は、
獣医師、薬剤師、獣医学生、
ペットサロンコーディネーター、
ドッグトレーナーなど、
動物業界関係者が参加する
研修ツアーでした。

なので、まず最初に
中国で人医療・獣医療関係の仕事をしている
日本人ビジネスマンから
中国のペット事情についてレクチャーを受けました。



一番驚いたのは、
中国で獣医師の公的資格制度が確立したのは
2005年だったということびっくり

たった14年前です。

それ以前は、獣医師になりたい人は
大学で勉強してもいいけど、
最初から動物病院で修行して、
院長から認められると獣医師になれる、
というシステムもあったらしいですポーン

門前の小僧が、
そのまま獣医師になってたんだねあせる

公的資格になったけど、
獣医師の教育課程には
今でも2種類あるそうです。

一つは、4年間の大学教育を受けるもの学校

この4年間の課程を終えると
獣医師資格試験の受験資格を
得ることができるそうです。

もう一つは、
短大のようなもので
2年ほどの課程を終えたら動物病院で修行し、
一定の期間修行すると
獣医師資格試験の受験資格を得るそうです。

二つの課程で学ぶ内容は異なるため
同じ獣医師といっても
二つに分かれているそうです。

どうしてそうなっているのか
良く分からないけれど
経済的な理由なのかなぁと思いました。

日本の場合も、私なんか、
お金がないから国立大学にしか入れなくて
学生時代に海外の獣医療を学ぶツアーに
参加するなんて夢にも考えなかったけど、

今回の研修ツアーには、
私立の獣医大学の学生さんも参加していて
経済格差をしみじみ感じました。

中国では、国内における経済格差が
日本より大きいのだと感じました。

でも、大学で学べることは限られていて、
社会に出てからの学びが大切だと思うから、
中国の獣医学教育が二重構造になっていても
その後の本人の努力次第で
獣医師としての技量が
変わってくると思います。

それは、日本でも同じことだし、
獣医以外の世界でも同じだと思います。

学校で学べることは、ほんの一部。

その後、どういう方向にどこまで進むかは
本人の努力と運によって変わるでしょう。

運も実力のうちだから、大切です。

生まれる前に自分で用意した運かもしれないし
神さまが用意してくれた運かもしれません。

大切なのは、辛い時期に諦めないこと。

どんなに辛くても、後ろ向きにならず
その場その場でできることを
淡々とやり続けること。。


話がそれちゃぃましたねグラサン




研修旅行報告は、まだ続きますニコニコ




 

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