医療の分野では
「科学的根拠」という言葉が使われます。
科学的根拠に基づく医療は
Evidence Based Medicine（EBM)とも
言われます。
その医療を行う根拠が
科学的に証明されているので、
安心して医療を受けることができる、
ということです。
では、その根拠になっている
「科学」とは何でしょう。
医学でいう科学は、自然科学のことです。
Wikipediaによると、自然科学とは
１．自然に属するもろもろの対象を取り扱い、その法則性を明らかにする学問。
２．自然における観測可能な対象やプロセスに関する科学あるいは知識のこと。
もうちょっと簡単に言うと、
自然科学というのは
「人間が自然現象を理解するための方法」
と言ってもいいかもしれません。
例えば、ニュートンは
リンゴが木から落ちる現象を説明するために
万有引力の法則を考えだしました
これはニュートン力学とも言われます。
でも、物理学が発展して
素粒子などの量子が発見されてみると、
それらの動きは
ニュートン力学では説明できませんでした。
そこで、量子の動きを説明するために
量子力学という科学分野が作られました。
ニュートン力学だけが
科学的に正しいと思っていると、
量子力学は間違った説明になってしまいます。
でも、実際には量子というものがあり、
それを説明する必要が出てきたわけです。
現代科学で説明できるのは
すべての自然現象の数パーセントだけだと
いう意見もあります。
科学で説明できないことは
存在しないのではなく、
まだ科学で証明できていないのだ、
という謙虚な考えが必要だと思います。
鍼灸治療などの自然療法をやっていると
西洋医学一辺倒の人たちから
「科学的根拠がないから信用できない」
と言われることがあります。
前回の記事にも書いたように
現代医学でいうトリガーポイントが
ツボ（経穴）の位置と一致することが
分かっています。
また、経穴に鍼を刺すと
離れた位置の臓器が動いたり、
血流が改善したり、
脳からセロトニン、オキシトシン、
βエンドルフィンなどの
鎮静・鎮痛効果のある物質の
分泌が増えることが
「科学的」に証明されています。
鍼灸治療はおまじない程度にしか効かない
なんてことはありません。
ちゃんと効果があります。
足腰が痛いなどの
整形外科的な状態だけでなく、
様々な症状の緩和・改善に役立ちます。
精神不安定、薄毛、尿漏れ、アトピーなど
さまざまな治療例の一覧もありますので、
お時間のある方はご覧ください。
西洋医学と併用することもできますので
良かったらお試しください
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