花ちゃんはトイプードルの女の子です。
花ちゃんは落ち着きがなく、
小さい頃からチャカチャカしていたそうです。
maoさんのトレーニングを受けて
だいぶ落ち着いたそうですが、
鍼治療を始めた頃は
お母さんにしがみついて暴れるため
数本しか鍼を打てなかったり、
マッサージだけで終わることもありました。
花ちゃんはストレスを感じやすく、
ストレスがたまってくると
自分で自分の毛を噛みちぎってしまいます。
そのため、花ちゃんはいつも毛が薄く
ちょっと寂しい外見になっていました。
花ちゃんは約1年前から
鍼と漢方薬の治療を受け始めてくれました。
花ちゃんが毛を噛みちぎっている場所は
脇腹や腿の外側でした。
これは胆の経絡に沿っています。
(経絡というのはツボ〈経穴〉が連なった
氣の流れるラインのことです)
ストレスの影響を受けやすい臓器は肝です。
東洋医学的に肝と胆はどちらも木に属し、
裏表の関係にあります。
肝が裏で、胆が表です。
花ちゃんは落ち着きがない火の性格です。
火は表面に表れやすいので
花ちゃんの感じたストレスは
裏である肝の経絡でなく
表にある胆の経絡に現れたのだと思います。
![わんわん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/003.gif)
![にゃー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/002.gif)
![わんわん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/003.gif)
![にゃー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/002.gif)
![わんわん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/003.gif)
治療をはじめた頃の花ちゃんは
興奮してお母さんにしがみついて
大暴れしていました。
鍼を1本しか打てない日もありました。
花ちゃんが興奮すると、
お母さんも声のトーンが上がって
早口になってしまいます。
飼い主さんには、
花ちゃんが興奮したときこそ、
お母さんが深呼吸して心を落ち着け、
できるだけ低い声でゆっくり話すよう
お願いしました。
花ちゃんには
気持ちや肝を落ち着ける漢方薬を
飲んでもらいました。
1年経った今では
花ちゃんは落ち着いて鍼治療を
受けてくれるようになりました。
こんなに鍼を打っても、
静かにジッとしています![下矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/121.png)
![下矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/121.png)
毛を噛みちぎる行動も減りました。
調子の良いときは噛みちぎりがなくなります。
今でも、ストレスがたまると
毛を噛みちぎることがあります。
これだけ気持ちが落ち着いてきたので、
噛みちぎり行動もなくなっていくと思います。
鍼灸治療というと筋関節疾患だけと
思われる事が多いですが、
気持ちの問題や内臓疾患が
改善することもあります。
そのことを知っていただきたくて
花ちゃんのことをご紹介しました。
ブログ掲載を快諾してくださった
花ちゃんの飼い主さま、
ありがとうございました![おじぎ](https://emoji.ameba.jp/img/user/co/come-on-happy/2517987.gif)
![おじぎ](https://emoji.ameba.jp/img/user/co/come-on-happy/2517987.gif)