上海② 中医クリニック訪問 | しちふくのひとやすみ

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獣医師&獣医鍼灸師&レイキヒーラーである
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日本人向けに中医学を提供する上海春澤中医クリニック を訪問させていただきました。

 

 

 

院長の葉先生のお話を伺うことができました。

 

葉先生は日本にある日本語学校に2年間通ったことがあるそうで、日本語がペラペラです。

 

中国の医学教育では、西洋医学専門の医師を養成する過程と中医学専門の医師を養成する過程があるのだそうです。

 

中医学コースでは西洋医学の勉強もするそうです。

 

葉先生は中医学コースを修了したのち、10年間ほど救急医療など西洋医学の医師として働いていたことがあるそうです。

 

中国では「中西医結合」といって、西洋医学の手法を取り入れて検査や診断を行い、漢方や鍼で治療するやり方をする専門分野があるそうです。

 

漢方薬の内服と、身体の外に鍼を打つことを併用して治療することを「内服外治」というのだそうです。

 

しちふくも「中西医結合」を取り入れて、「内服外治」で治療していると思って、そんな言葉があるんだとびっくりしましたひらめき電球

 

チューリップ赤  チューリップオレンジ  チューリップ黄  チューリップピンク  チューリップ紫

 

「中医学(東洋医学)は治るのに時間がかかると思っている人が多いが、そんなことはない」と葉先生は言い切ります。

 

治るのに時間がかかると思っている最近の中医師は、葉先生に言わせるとレベルが低いのだそうです。

 

まずは、中医学の古典書である「黄帝内経」、「傷寒論」、「神農本草経」などを、最初は意味が分からなくても良いから丸暗記すべきだとおっしゃっていました本

 

それらの本を通して読んだこともないしちふくには耳が痛い話でしたあせる

 

葉先生は漢方薬の原薬から自分で配合を決めて一人一人に合った漢方薬を処方するのだそうです。

 

日本の漢方薬は配合が決められた中成薬が主体で、西洋薬のように使われているので、切れ味が悪く効果が出にくいというのが葉先生の考えです。

 

 

わんわん   にゃー   わんわん   にゃー

 

動物の鍼治療について葉先生にお聞きしました。

 

上海で動物の鍼治療をやっているという話は聞いたことがないそうです。

 

北京や台湾だと動物の鍼治療があるかもしれません。

 

葉先生によると、今の中国には、日本のように犬を家族の一員として慈しむという意識がほとんどないそうです。

 

今の中国人の犬の飼い方は、昔ながらの番犬的な飼い方、もしくは自分にお金があることを自慢するために大きくて高価な犬を手元に置く飼い方のどちらかしかないというのが葉先生の考えです。

 

犬を家族として慈しみ、病気治療のためにはどんなことでもする、という考え方は今の中国人にはまだないそうです。

 

しかし、これから数年後、中国人の民度が上がって犬を家族として慈しむ気持ちを持つようになれば、きっと中国でも動物の鍼治療が広がって行くだろうとおっしゃっていました。

 

中国の人たちは生活の中で自然に五行や薬膳の知識があり、漢方薬を取り入れている人も多いです。

 

その人たちが動物に中医学を取り入れ始めると、一気に広まるかもしれません。

 

 

わんわん  にゃー  わんわん  にゃー

 

春澤クリニックは日本人向けなので、待合室の本棚は日本の本ばかりでした。

 

 

葉先生(左)と記念撮影カメラ

 

 

葉先生の言葉で一番印象に残ったのは、

「中医師にとって大切なのは経験ではない、

  大切なのはセンスと覚悟です

という言葉です。

 

センスは生まれつきのものでしょうが、覚悟だけは自分の努力で頑張ろうと思いましたひらめき電球

 

 

葉先生から貴重なお話をたくさん聞くことができ、大変勉強になり、刺激にもなりました。

 

葉先生、ありがとうございましたありがと

 

 

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