犬の関節を緩めるマッサージを習いました
しちふくはこれまで犬のマッサージ法や推拿(すいな:中国式按摩マッサージ)を習ってきました。
これらの方法は経穴(つぼ)や経絡などを意識しながら主に体表を刺激するマッサージでした。
今回、友人のKさんにお願いして犬の関節を緩めるマッサージを教えてもらいました。
Kさんは獣医師ではありませんが、犬の解剖生理学やマッサージの仕方を専門のところで学び、現在はプロとして活動されている方です。
今回教えていただいたマッサージ法は、筋膜、筋肉、腱、靱帯を意識してそれらを調整することで関節が緩んでいく方法です。
筋膜というのは筋肉を包む薄い膜、腱というのは筋肉と骨をつなぐ丈夫な組織、靱帯というのは骨と骨をつなぐ丈夫な組織です。
≪画像はお借りしました≫
関節というのは骨と骨のつなぎ目です。
関節で骨と骨をつなぎ合わせる短くて丈夫な組織が靱帯です。
腱も靱帯も関節が外れないように固定する働きがあります。
固定すると言っても、関節が動きやすいようにある程度の「遊び」が必要になります。
この「遊び」がなくなると関節が強張って動きにくくなります。
関節が動きやすいように「遊び」を調節するのが今回習ったマッサージです。
16歳2か月のコロンを練習台にして教えてもらいました。
とっても気持ちよさそうです
気持ちよすぎて「されるがまま」でした
関節を緩めるマッサージで特に重要とされるポイントのほとんどが、鍼治療で使う経穴(つぼ)と一致していました
Kさんからマッサージの技術的なことも教えていただきました。
それから毎日少しずつコロンに関節緩めマッサージをしています。
始めてから1週間も経っていませんが、コロンに変化が表れています
最近足腰が弱ってきて身体をブルブルッと振るとペタリと尻もちをついていたのが、マッサージを始めてから体を振っても尻もちをつかなくなりました。
歩くスピードが速くなりました。
散歩中に、疲れて座り込むことが無くなりました。
先週まで散歩の最後は疲れてトボトボ歩いていたのに、ここ数日は我が家に続く小路に入る角を曲がったところから家まで数十メートル走るようになりました。
高さ40センチほどの縁台から下りるとき、先週まではヨタヨタ降りていたのが、昨日は80センチほど離れたところにジャンプして跳び下りました。
なかなか良い反応が見られています
このマッサージは、足腰の虚弱に効果が期待できるだけでなく、マッサージの部位によって呼吸が楽になるようにお手伝いするなど、応用範囲は広いそうです。
鍼治療をさせてもらっている動物さんたちにもこのマッサージを取り入れ始めました
これまで行ってきたマッサージに加えて筋肉緩めマッサージをしています。
どの子も気持ちよさそうにマッサージを受けてくれます
更に経験を積んで、動物たちが健康に生活できるようにお手伝いできる幅を広げていきたいと思います
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