5月23日は東京国立博物館に特別展「法然と極楽浄土」を観に行きました。
法然は平安末期に阿弥陀仏の名号を唱えることによって、誰でも等しく阿弥陀仏に救われて極楽浄土に往生することが出来ると説き浄土宗を開きました。
「南無阿弥陀仏」ですね。
偶像崇拝ではなく言葉のみによる信仰、その教えは貴族だけではなく多くの庶民に広く支持されて現代まで受け継がれています。
うちの実家は無宗教ですが、子どもの頃数年の間に曾祖母と祖父が亡くなり頻繁に法事があり、お経で「南無阿弥陀仏」を聞くことが多く、その響きが印象的で訳も分からず家でも唱えていましたね。
言うことが面白くて楽しいし言っているとなんだか落ち着いたのでしょうね。
大人になった今では全く唱えませんけれど。
今回の「法然と極楽浄土」展を観ると法然が貴族庶民にかかわらずいかに愛されていたかが分かりました。
そして法然が亡くなったあとも多くの後継者が信仰を広く後世に伝えていったこともよく理解できます。
どんな人でも言葉での信仰があれば他には何もいらず死んだあとは平等であり極楽浄土に行かれるというのは救いがありいいですよね。
当時は身分によって生活が全く違いますから庶民にとっては信仰は心のよりどころになったのでしょう。
展覧会の最後の部屋のみ撮影可でした。
面白い木像作品がたくさん観られました。
入ってすぐにいきなり動物
また動物
撮影不可だったのかダンスを踊っているようで面白いと思った八天像の写真を撮影していなかったのでこちらのサイトで。
撮影不可の部分の会場展示のyoutubeも観られます。
平成館を出た後のお決まりの写真。
庭園を通って入り口に戻るのもお決まり。
歩いて行くといつもは外観しか観ることが出来ない応挙館に人がいるのがみえました。
TOHAKU茶館として公開しているようでした。
先に外観を観に行きます。
紫陽花が咲いていました。
綺麗な青
TOHAKU茶館に入ります。
庭園を観ながらくつろぐこともできますが室内で円山応挙の襖絵の複製をみながら和菓子と抹茶のセットを頂きました。
至福の時間でした。
庭園を一回りして帰りました。
庭園の見事なサツキを撮影出来なかったので広場のサツキを撮影しました。
特別展「法然と極楽浄土」は6月9日まで、TOHAKU茶館は7月31日までです。
どちらもとても素晴らしいので期間中に是非。
今日は午前中に吉祥寺の「旧赤星鉄馬邸」一般公開に行ってきました。
昭和初期に建てられた鉄筋コンクリート造住宅で国の登録有形文化財に登録されています。
一般公開は5月27日までです。
帰りは多摩湖自転車道のお花の写真を撮影しながら帰ってきました。
どちらもブログアップします。
今日はいい日だ