「ところでアレはどうなっておりますか?」と影田

「うん、わかる。走りの詩でしょう」と川端

 

「はい」と影田

「取り組んでおりますよ。まあいいものをお届けできるでしょう」と川端

 

「おうっ、それはよかった。それを聞いて一安心です」と影田

 

「リレーについてはレースがまだこれからなんで全く何もない状態ですが、

百についてはもうレースも終わって結果も出ていますから。

その結果を受けてサニブラウンを含めて坂井、東田の3人が

個人種目、百メートルの日本代表に選ばれました」と川端

 

「するとあとはリレーだけと?」と影田

「はい」と川端

「すると日本リレーが予選、決勝を含め1本でも完走すれば将来リレーの詩もできてくる、

ことになりますか?」と影田

 

「はい。トライは可能だと思います。でもやはり詩をつくるとなると

完走してくれないと困るなあ」と川端

 

「とにかく日本にはメダルを取ってほしいので今の段階で自分が、日本は完走をめざせ、

なんていえないですよ」と川端

「おっしゃるとおりです。日本リレーは北京五輪、リオ五輪と2つも銀を取り、

世界選手権でも銅を取った。あとないのは金だけですから」と影田

 

「だから日本は今回も金を狙いに行くと?」と影田

「それを僕に訊くの?」と川端

「いや、そういうことではなくて・・」と影田

 

「いや秘密でしょう、日本のレースプランは。リスクを取っても金をめざすか、

それとも無難にバトンをつなぐか。そのどちらかは今の段階では誰も知らないはずだ」

と川端

 

「わかりました。とにかく私たちはテレビの前で応援することしか

できないからしっかりそれをしたいです」と影田

「はい、しっかり応援しましょう」と川端が返した