男たちの全力疾走2018クリスマスバージョン野球編
「スーパーランニングキャッチ!」
ロックオン!
豪打一閃! 打球が舞い上がった!
快音を残し、空中を飛ぶ打球!
その瞬間走り出した男、センターだった!
センター打球ロックオン!
打球の捕捉&追尾へ!
打球へと走る男!センター!
センターが打球の落下地点へ走る!
彼は走る!
彼は忍者か、陸上選手か!
いや、彼はセンターを守る野球選手だ!
グラブをはめた左手と
素手の右手が全力で振られていた
彼は打球に追いつくために
あらんかぎりの力を振り絞る!
とてつもないスピード!
今、彼は全力で走っていた
状況は2アウト満塁!
センター、極限状況での走り!いや、突っ走り!
すべては彼の走力と捕球技術に託された
「まさか、フェンスをよじ登るんじゃないよな、それだけは
危険すぎるからやめてくれ!」 ベンチの監督の思いだった
センター打球ロックオン完了!
チームメイトにはそれがわかっていた
その打球が彼によってロックされていることを!
彼がエイトマンのようなものすごい走りを見せる!
外野手にこれほどの走りが要求されるのか、
外野手はここまで速くないといけないのか、
そんなことはない 野球は誰でもできるんだ
野球は野球が好きな人なら誰でもできるんだ!
特に外野は!
だがしかし、これほどの打球を捕るとなると
通常の走力、守備力ではムリだった
そのためには異常なものが要求されていた
その異常な何かを持っている選手でないと
追えない、キャッチできない、
いや、その前に走れない・・
攻撃側のチームのファンも、守備側のチームのファンも、
いっしょに目で打球を追っていた
「捕るのか、逃(に)がすのか、どっちなんだ!」と!
野球通も声を上げた
「この打球はすでにロックされている!センターによって!」
「彼の守備に落球は考えられない!」
彼は走る! 彼が打球に向かって一直線に走っていく!
やがて彼は捕球体勢に入った そしてワンハンドキャッチ!
彼が差し出したグラブに打球がスッポリと収まった!
センターによる胸のすくようなスーパーランニングキャッチ!
鮮やかなプレー!スリーアウトチェインジ!
センターはそのまま走り続けていた うまく
フェンスを回り込んでのスーパーキャッチ!
お見事!
彼は走りながらゆっくりと向きを変え、ベンチに戻っていく!
彼はその途中でボールを外野スタンドに投げ込んだ!
満員のスタジアムに響き渡る、
割れんばかりの盛大な拍手と大観衆による
スタンディングオーベーション!
攻撃側のチームの選手やファンもヤンヤの大喝采だ!
「彼だから捕れたんだ!」 あるファンが叫んだ!
「こういうプレーができるから、彼には安心して
センターを任せられる!」 と監督の弁!
監督が続けた
「若手にはぜひ見てほしい、彼のプレーと彼の走りを!」
「そして知ってほしい、あの打球を捕る外野手の
野球人としてのすばらしさを!」
外野手の独壇場!
それがスーパーランニングキャッチだ!