今日、囲碁十段戦5番勝負第2局が行われ、
挑戦者の井山6冠が伊田十段に勝ち、
国内の囲碁挑戦手合七タイトル全制覇まであと1勝としました。

黒の井山は碁の内容もよく、充実ぶりがうかがえます。
一方の伊田は全くの不調のようです。

石が全然伸びていない。途中のある段階では白がよかったとされるが、
とにかく碁形に躍動感がない。
過去の勝てている時期の伊田の碁は碁にもっと躍動感があって、
面白かった印象がある。

これは一人のアマとしての感想になるが、伊田は
序盤を凝りすぎているのではないか、とふと思った。

囲碁は交互着手のゲームで、どんなに一隅(ひとすみ)の
変化を究めたとしても、
相手もプロだし、それで碁盤の4分の1の形がほとんど
決まってしまえばあとどんなに工夫したって
限界がありますよ。何をやるにしてもです。

着るものにしても、上着を決めればそれに合うズボンを選ぶ
ことになるのに似ていると思う。

伊田のよさ、特長は中盤からのバカ力(バカぢから)だと思うので
序盤の狭っ苦しい部分での着手に研究時間等を割くのは
割に合わない気がする。

今回も右上から珍しい序盤になったのだが、
右上は黒(井山)が先着しているところであり、
白がどんなにいじってもそんなに白が儲かる図は結果として
できないと思うのだ。碁盤が狭くなるだけである。

といろいろ書いてしまいましたが、まだ3局残っていますので
伊田にはとにかく次の対局で1勝を返してほしいと思います。