今日あるサイトを見ていたら、ある方が書いた今の日本はもう成長の限界に達して
いるのでこれからの日本は成長型社会でなく分配型社会をめざすべきだという趣旨の本が
出ているということだ。

私はその本を読んだり手に取ったりしてはいないが少し違和感を感じた。
まずそういう社会への移行は実験ができないことがある。
社会を変えるわけだからたいへんだ。

もう一つは、「では人間て何なの?」という素朴な疑問である。
個人のアイデンティティーの問題である。自分は何なのか、何者なのか
という問いである。
人はそれを問い続け自分の人生の中で自分を発見していくものだ。

また価値観が多様な社会がいろんな価値観、考え方や自分と違う生き方、考え方を
する人を許容しそれが活力ある社会の原動力になってきた。

たしかにお金は分配可能だ。でも学歴、学校歴は分配できないですからね。
この本の著者は東大卒の方で学歴も学校歴も立派な方だ。

たとえば去年囲碁名人になった井山名人は高校に行っていない。
でも囲碁のプロの世界に飛び込み大成した。

私は成長型から分配型の社会になったら、チャレンジする人が減るような気がするのだ。
そしてチャレンジする人が減ればその社会は衰退していくしかないだろう。

そしてあとに残るのは生まれてから20歳ぐらいまでの超学歴、学校歴取得競争
だけのような気がする。
でそういう時代は日本にも過去にすでに一度あったように思うのだ。

そういう社会は20代前半まででその人の一生のあり方が決まってしまうような
社会だ。もしそうなったらそら恐ろしい気がする。

これ以上は私はその本を読んでいないので何もいえません。