昨日は82名とたいへん多くの方に来訪いただき
どうもありがとうございます。

私は以前にゼブラ対ゼブラの試合を解説したいプランを持ちましたが、
今回前倒し(?)のような形でとりあえず一度やってみることにしました。
ではさっそく昨日の続きをやっていきましょう。

21手目 h6h7
上辺によい手がない黒は仕方なく右下に手をつけていく。白はうまく上辺の戦いに耐えとうとう右下の白奇数空きの悪形に黒から打たせることに成功した。

ここで問題だ。黒は右下に打つにしてもh6とh7のどちらに打つべきかだ。
私は当初h6の手しか見ていなかった。ところが調べてみると黒h7もひじょうに有力であることがわかった。ですがh7はこの後の変化が複雑で解説もたいへんなのでここは黒h6の手で手順を進めさせていただくことにします。
白h7は黒に辺に当てられたので普通に取る。いちばん自然な手。

22手目 h4g7
黒はh4と当て白の態度を聞いた。またこの手はg5を黒にし次a3に黒から打てるようにした。
白はh3に取るかg7のエックス打ちかだ。白はg7を選ぶ。これは右下の奇数空き(3個)に先着するオセロでは基本的な有効手だ。これでまた黒に手を渡していく。

23手目 c1h3
黒c1は22手目で黒がc1に打てるようにしたので当然の継続手。また白からのe1を誘っている。
白h3は4スミの空きをすべて偶数に保った手。白は偶数理論に持っていっている。また白は黒のe1の誘いには乗らなかった。もしここで白がe1に打つと、c3の石が返り黒h8白g8のあと黒b2の痛打を白は食う。対角線が黒でそろい、白は次a1に打てず白完敗となる。

24手目 e1f1
白がe1に打たなかったので黒は当然のようにe1に打つ。白は空きスミの偶数形を維持するにはf1に打つしかない。

25手目 g1g2
黒は辺を取り白を追いたてていく。ここは白もg2しかない。

26手目 h1h2
黒h1は普通にスミ取り。白も当然h2に打つ。

27手目 a8b8
この試合最後の山場。黒はa8とh8のどちらに打つべきか。またどちらでも同じか。
正解はa8。ここでもし黒がh8から打つと以下白h7黒a8白b1黒a1白b8黒b2白a2で白2石勝ちとなる。この白b1が好手である。
つまり黒はこの場面どちらに打っても同じではない。

28手目 h8g8

29手目 黒パスa2a1
29手目で黒はパスとなり手番は白になる。白a2は手筋。次の黒の手をa1に限定している。

30手目 白b2黒b1 結果32対32のドロー。
30手目は残り2つしか打つところがなく数えれば簡単にb2の方がよいとわかる。結局黒は4スミを取りましたが白は中を固めて互角に戦いました。
また21手目で黒がh7に打っても以下ドローになります。
両者お疲れ様でした。
(文中の偶数理論とはオセロ盤が64の偶数マスであり、普通に黒白1手ずつ打ったとすると最終手(60手目)を白が打てることから白は空きスミの形を偶数に保つことが白にとって有利になるというオセロでは基本的な考え方です。)

終わりに・・・
今回の企画やはりやってよかったなと思います。入力などに時間はかかりましたが、やりがいがありました。
もし解説に間違いがありましたら教えていただけたらありがたいです。
今回採用した飛び出しからの手順は双方比較的着手も限定されわかりやすい手順だったと思います。
またいつか機会があったらやってもいいかなと思っていますがこれはわかりません。
この度は5日間にわたりこの企画をご鑑賞いただきどうもありがとうございました。

川端誠司