昨日からの続きです。次は全体では31手目、後半戦のスタートです。

16手目 d2b7
黒d2は1石返し。とりあえず石を少なく返し様子を見ます。またこの手は次に黒からf3に打つ手を狙っています。
白b7は黒c6の種石(たねいし)を返す手。種石とは相手の石をはさむための元(もと)の石のことです。黒はc6を返されたためすぐにはf3に打てなくなりました。また白はb7に打ったことにより左下の空きを奇数空き(3個)から偶数空き(2個)にすることに成功しました。
そして白からb7にぶち込んだことにより黒からのb7へのぶち込みを防ぎました。また黒からすぐはa8のスミに打てない点に注目してください。
白はいちばんいいタイミングでエックス(スミから斜め1つ前の地点)に打ちました。まさに一石四鳥といってもいい好手です!

17手目 c3e2
黒c3は何と黒からの5石返し!こんなに石を返していいのでしょうか。
この手は何といってもc6の白を黒にしたことが大きく(これでa8、f3の両方に黒から打てます)このあと白からのb4は黒がc3に打たなくても白から打てる手でしたので黒にとってほとんど実損はないといっていいでしょう。白はe2ではb4も考えられますが今すぐは黒からは打てないので保留しe2の1石返しを選択しました。

18手目 f3d1
黒f3の意味は何でしょうか。難しいですが、白からのすぐのh4の手をつぶしています。様子見の手といえるかもしれません。これに対して白d1は絶好の中割り!
この手は次黒c2を打ちにくくしています。今黒がc2に打つと白石が2石返ってしまいますので。
ある1手で違う列の2つの石が同時に返るということは2回に分けて打てるところを1回でつぶしてしまうことを意味しますので基本的に手詰まりゲームのオセロでは避けたいことです。

19手目 a3b4
黒a3は我慢の手です。上記のように黒はc2に打つと2石返ってしまうのでa3の我慢はしかたがありません。
白b4もb4は黒石に囲まれた地点であり黒から打てないのでできれば打たずに保留したいですが他に適当なところもないので今打ち黒に手を渡していきます。

20手目 c2f2
黒c2は好手。同じcの列に白石がないため次白はc1に打つことができません。白f2は、この局面では白はこの手ぐらいしかないかなという風にも思えますが実はe3f4の黒を返し黒からc1に打てなくした熟慮深い手。またもしこの手でh4に打つと黒からh3に打つ手が生じてしまいます。なのでこの場面白はh4よりf2の方がずっとよいといえます。
ここへきて今もって黒からh4に打てないことが黒に負担になっています。

ここまでで全体(60手)のうち40手を打ち終わりました。
次黒番ですが案外黒は攻め手を欠いており、人間同士の試合だったらだいぶ白有利といえるのではないでしょうか。でも打っているのは闘士ゼブラ。
まだまだこれからの戦いです。次からいよいよ終盤戦です。

以下次回に続きます。