昨日は65名とたいへん多くの方にご来訪いただき誠にうれしく思います。
ではさっそく昨日の続きをやります。
局面はいよいよ11手目。(実際は21手目。)中盤戦のスタートです。
11手目 g4b5
黒は左辺b5に今打てないので右辺に活路を求める。
g4は4石を返すがこのうち3つは内にこもった石なので返しすぎとはいえない。またこの手の狙いはd7の白を黒にしたこと。
それにより次に黒からb5に打つ手を狙っているのだ。
白b5はその手の防ぎ。当然の1手だが1石返しなので好手である。
12手目 a4a5
黒a4は白の様子を見た手。また他に適当な手もない。例えばf3に打てば白にh6に打たれ黒困る。
白a5は今度は白が様子を見た。たぶん黒はa7に取るだろうという読みである。
もし黒がa7に取れば左辺に黒石が並ぶので黒が後に例えばe3に打つと斜めまで返ってしまうのだ。つまり白a5は白からのキカシである。
13手目 a7h5
黒a7は白のキカシに対して当然の取り。他に打つと逆に白にa3に打たれ無条件2手損する。
白h5はこの試合2つ目のハイライト。この試合いちばんのハイライトかもしれない。
大量4石を返し、かつ右下に白から打てない奇数空き(5個空き)を白自らつくってしまった。ただ黒からh4に打てないのがミソである。白は黒に手を渡したのだ。これで次に黒は白壁を破らざるを得ないのだろうか?
14手目 d3e3
まずこの黒のd3の手でもしh6に打つとどうなるかを検討する。すると白はh7だ。
ここで黒がh4なら白はg7にぶち込む。右下が2個の偶数空きになるのでこれは白戦える。
また黒がh4の手で先にg7にぶちこめば白はf3に打つ手があり以下の変化は
省くが白良しだ。
実戦の黒d3は中割り。5石返しだがd6を黒にして次b4の1石返しを狙う。白e3は落ち着いた1石返し。次に黒からc3の切り返しは今は黒石がなく打てない。
15手目 g3b3
黒g3は方針の岐路。b4も当然あると思われるが、黒の1石返しに対し白もh4に1石返しがあり、白に追走を許してしまう。
このため黒は白のh4の1石返しを妨害する手に出た。黒にとって攻撃的な手といえるだろう。またこの手でe5を黒にしたので黒はc3も狙えるようになった。
ここで白が打ったb3は絶好手である。3石を返してしまうが、d5d6はもともと他の石に完全に囲まれている石なので実質は1石返しと同じである。この手は黒にb4とc3の両方を打ちにくくさせた。今黒がb4に打つと4石、c3に打つと3石も返ってしまうのである。好手度の高い手といえるだろう。
現在の局面はどちらも壁ができていないしどちらもすぐには手詰まりになりそうにも思えないので私は双方互角とみる。
以下次回に続きます。
ではさっそく昨日の続きをやります。
局面はいよいよ11手目。(実際は21手目。)中盤戦のスタートです。
11手目 g4b5
黒は左辺b5に今打てないので右辺に活路を求める。
g4は4石を返すがこのうち3つは内にこもった石なので返しすぎとはいえない。またこの手の狙いはd7の白を黒にしたこと。
それにより次に黒からb5に打つ手を狙っているのだ。
白b5はその手の防ぎ。当然の1手だが1石返しなので好手である。
12手目 a4a5
黒a4は白の様子を見た手。また他に適当な手もない。例えばf3に打てば白にh6に打たれ黒困る。
白a5は今度は白が様子を見た。たぶん黒はa7に取るだろうという読みである。
もし黒がa7に取れば左辺に黒石が並ぶので黒が後に例えばe3に打つと斜めまで返ってしまうのだ。つまり白a5は白からのキカシである。
13手目 a7h5
黒a7は白のキカシに対して当然の取り。他に打つと逆に白にa3に打たれ無条件2手損する。
白h5はこの試合2つ目のハイライト。この試合いちばんのハイライトかもしれない。
大量4石を返し、かつ右下に白から打てない奇数空き(5個空き)を白自らつくってしまった。ただ黒からh4に打てないのがミソである。白は黒に手を渡したのだ。これで次に黒は白壁を破らざるを得ないのだろうか?
14手目 d3e3
まずこの黒のd3の手でもしh6に打つとどうなるかを検討する。すると白はh7だ。
ここで黒がh4なら白はg7にぶち込む。右下が2個の偶数空きになるのでこれは白戦える。
また黒がh4の手で先にg7にぶちこめば白はf3に打つ手があり以下の変化は
省くが白良しだ。
実戦の黒d3は中割り。5石返しだがd6を黒にして次b4の1石返しを狙う。白e3は落ち着いた1石返し。次に黒からc3の切り返しは今は黒石がなく打てない。
15手目 g3b3
黒g3は方針の岐路。b4も当然あると思われるが、黒の1石返しに対し白もh4に1石返しがあり、白に追走を許してしまう。
このため黒は白のh4の1石返しを妨害する手に出た。黒にとって攻撃的な手といえるだろう。またこの手でe5を黒にしたので黒はc3も狙えるようになった。
ここで白が打ったb3は絶好手である。3石を返してしまうが、d5d6はもともと他の石に完全に囲まれている石なので実質は1石返しと同じである。この手は黒にb4とc3の両方を打ちにくくさせた。今黒がb4に打つと4石、c3に打つと3石も返ってしまうのである。好手度の高い手といえるだろう。
現在の局面はどちらも壁ができていないしどちらもすぐには手詰まりになりそうにも思えないので私は双方互角とみる。
以下次回に続きます。