いつまで乗るか?どこまでやるか?? | 90年代国産車とロードスターとプロペラシャフトのブログ

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個人ガレーヂ「ガレーヂ27番地」のオーナーは、ユーノス&マツダロードスターとプロペラシャフト、90年代の国産車の維持管理を語るブログ。
NA8Cロードスターを約20年所有した間に学んだ事、オリジナル「リファイン」パーツの紹介等、ちょっと旧い車の維持管理がメインです。

先日、2.3年に一度お会いする地元のNA6CEのオーナーから連絡がありました。
クラッチが抜けてクラッチが切れなくなったので、自分も付き合いがある地元の工場に入庫しているそうです。

まあ、レリーズシリンダーでしょうね・・・多分。
ついでにマスターシリンダーとクラッチホースもやっておいた方が無難でしょう・・・と返事しましたが、どうやら今後の整備について悩んでいるようです。
現在の走行は約11万キロ・・・とりあえず5万キロ辺りで換えたタイミングベルト類は交換したいようです。

現状を把握する・・・簡単ではありますが、クラッチの油圧ライン整備が終わったタイミングで整備工場にお邪魔する事が出来、ザックリとですがエンジンルームから下廻りをリフトを使って見る事が出来ました。
ある程度の予想はしていたのですが、やはり車検時の・・・車検に必要な整備以外はほぼされていない状態です。

さて・・・困りました。
今後乗っていく為に何処を整備するか?何処まで?どのレベルまで??
水周りは・・・ホースは全てカチコチに固まっていて、この時点で全滅でしょう・・・これは最優先。
ただ、エンジンからのオイル漏れも少しあります。
ミッションからも少し怪しい雰囲気・・・クランクシールもそうですが、オイルパンの半月ガスケットとか怪しいですよね。
センサー類も新車時からの物・・・さてどうしましょうか?部分的にやっても、何か半端な整備で終わる感じもあります。
一番嫌なのが二度手間は極力避けたいという事です。

悩んで、オーナーさんと話しました。
まず、予算・・・これで内容が決まります。
正直、ある程度・・・今後10年以上を考えるなら、そこそこガッチリと整備で100万円は行くでしょう・・・
それは驚かれます。
もうお手軽な車じゃありません・・・初代ロードスターは。
ただ、まだ救いなのが、NA6CEはNA・NBロードスターにおいて一番純正部品が供給されているというこの1点です。
ただ・・・なら安心じゃないか!!・・・ではなく、部品供給はいつまで行われるか分かりません・・・これは日産を見ていれば第二世代のGT-Rの整備状況が結構厳しい事になって来ている事でも伺い知れます。

整備出来る時にある程度の事はやらないといけないでしょう・・・今まで壊れなかった、走行距離が少ない・・・そういうのは全くアテにならず、「30年経過した工業製品として見れば」、そのままでは良くありません。

そういう事をお伝えして、オーナーさんはある決断をしました・・・それはまた別の機会に・・・

ガレーヂ27番地
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高性能プロペラシャフト「REFP」