また、前回の映画の話になってしまいますが、
慶応大学のある先生が、こう言っておられたのを思い出しました。
アンタはねえ、ピアノ弾くから、ピアノのコンサートに行きたいかもしれないけど、
いやぁ、オペラとか、交響曲の迫力にハマッチャウと、
もうソロのピアノなんか、すっごく足りなくって、おもしろくないの。
だって、一人分しかないでしょう
けど、センセイ
合奏だから、一人一人は制圧されてますよ
自分が全く聞こえないように弾かなきゃいけないんだから
でも、聞く方はね、あのオケの中の、ダレダレが、こんな表情をしたって見つけるのが、おもしろいの
そうですか
ドレスデンカペレぐらいに、上がれば、ファンはそうかも
実は、この映画の中で何回も使われている、ショパンのワルツ、どうもテーマソングのようですが、
オリジナルの小品に、映画音楽として、歌をつけ、オーケストラをつけ、いろいろと編曲すると、私には、何だかオリジナルより、いいような気がするのです。
ご本人のショパンさま、もうお墓ですが、
もし知っていたら、いったいどう思われるでしょうか。
こちらが、まずオリジナルです。
この曲、私は、音楽図書館でパデレフスキー版のワルツ集を、借りっ放しにしていたのですが、それに載っていないくらい、小品のようです。弾くのも簡単。
で、映画用に、オケもつけて編曲すると、
膨らんできますね、
ドラマチックです。
ピアニストは、
セリフや演技展開に合わせて、
監督から、がんじがらめに制約を要求されたと思いますが
聞く方にとっては、こっちの方がいいかも
よかったら、クリックして、ソングも聞いてみてください。
こちら
ピアニストは、更に制約を受けていて、
もはや、独奏とは程遠い弾き方
でも、素敵ですよね
こんな風に、いろいろと思いを馳せていると、
この曲の、私の弾き方、ちょっと変わってきて、
しだいに、軽快ではなくなり、ゆっくりになってきて
しっとり。。
古い野菜みたいに?
シンナリしてきたようです (^mm+^*)オホホ