最近見た、思ってたのと全然違ったドラマ | アマカケルチトセの迷える子羊ブログ

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初めての方もそうでない方も、こんにちは、千歳です。


今回は、SNSで話題になっていて、思わずTVerで見てしまった作品、初恋ハラスメントについて語って行きたいと思います。

配信されて結構経ちますし、サイトもとんでもないことになっているのでもうネタバレ全開でいきます。


この作品は、とあるシナリオコンクールで大賞をとった作品をドラマ化したもの…と言う設定のものです…


所謂モキュメンタリー作品的な感じです。


これ、本編の前に特番的なものがあるんですけど、そこからもう不穏なんです。


不穏と言うか…収録現場でもう始まってるんですよ…パワハラが…


主に監督が助監督にパワハラをしていて、それに主演女優が加担している感じなんです。


監督からのパワハラは典型的なもので、暴言や暴力がメイキングの中で頻繁に起きているのです。


そして女優の方は、いじっているつもりなのかもしれませんが、助監督が持っているキーホルダーを呪いのアイテム的に言っていたり、次のシーンで、助監督が女優の足元にしゃがみ込んで何かを取ろうとしているのを、蹴っているのです。


多分なんですけど、女優は助監督のキーホルダーを黙って取ってきて、踏みつけてたんじゃないかなって思います。


それで、そのキーホルダーを必死に取ろうとしてた助監督を、面白がって蹴っているように見えるんです。


この時点でもうやばいですよね…


そして、クランクアップのシーンが出るんですけど、助監督はいないわまわりのスタッフの表情が、とってもクランクアップしましたって感じの顔じゃないんですよ。


女優以外笑顔が無いんです…。


共演した俳優も、無表情というか思い詰めたような顔なんです…。


この時点で撮影現場全体がおかしいんですよね…。


あと、俳優と女優に監督が花束渡すシーンあるんですけど、女優の頭を撫でてる感じなんですよね…他の人の考察だと、監督と女優はデキているのかもしれないと言われていました。


で、俳優にはただ花束を渡すだけなんです。


ハグはわかりますが頭を撫でるってのはあまりしませんし、するなら俳優にもやりますよね。


この時点で私は違和感マックスでした。


そして始まる本編…の前からすでに怪奇現象が始まるんです…。


目のイラストと、何かの文字的なものが一瞬映ってから本編に入るんです。


本編の内容的には、主人公が学生時代憧れていた先輩と、転職先で再会します。(偶然ではなく、仕事中に何気なく見たホームページのトップに、かつて憧れていた先輩がいたので、まさかの応募フォームから応募して転職するという何とも無茶苦茶なやり方で転職するんです。…せめて家帰ってからやりなさい😅)


かつて地元の高校で同じ吹奏楽部に入っていた主人公と先輩。


卒業式、先輩に想いを伝えることができず、そのまま離れ離れになってしまっていた。


その後なんやかんやあって憧れの先輩が務める会社に転職した主人公だが、仏と呼ばれるほど優しかった先輩は、鬼上司と化していた…。


先輩が教育係となり、足を引っ張るなと冷たく言い放たれ、他の後輩達に暴言を吐く先輩。


そんな先輩を見て、これは初恋ハラスメント、初ハラだと新しいハラスメントを作る主人公←


しかし、物語が進むうちに、この先輩の方がまともで、周りがおかしかったことに気付かされることになり、それと同時に、先輩もかつてセクハラやパワハラにあった被害者であり、そのことを知るうちに、主人公にも心境の変化が起こる。


そして各所に散りばめられた胸キュンシーンに、あなたもキュンキュンすること間違いなし!…というような感じです(笑)


しかし、その物語をぶち壊すように、いるはずのない助監督が色んな所にカットインしてくるのです。


「メチャクチャにしてやる」


「許さない」


助監督のカットインの他にも、これらの言葉が聞こえたり、学生時代の音楽室の音楽家の中に助監督がいたり、あるシーンでものすごくびびる出方をしてきたり、とにかく純粋に物語を楽しみたい人にとってはかなり邪魔な感じになっていると思います。(ちなみに除霊済みの助監督が出て来ないバージョンはHuluにあるようです。)


しかし、もともと怪奇現象ありきで放送されるというような感じで書いてあったので、その演出を邪魔だと思う人よりその恐怖演出がどんなものか見て見たい人の方が多かったと思います。


私も後者でしたが、怖い以外にも考えさせられる内容だなと思いました。


恋愛のスパイスのように描かれる様々なハラスメントが、現実世界で実際に起こっている事実…助監督はそれを訴える為にも出てきたのではないかと考えています。


フィクションのように描いているが、これは現実に起きている。


そしてこの物語のように全てがいい方向に進むわけではない、大体が被害者泣き寝入り、または最悪の形で終わりを迎えるんだ。


助監督は、他の人達と共に、それを伝え、ハラスメントはどこでも起こりうるもので、この物語を笑って見ている画面の前の視聴者も、現実世界で同じことをしているかもしれない…そういうことを訴えているのかなと思いました。


あまりにも助監督がそこら辺に出てくるので、助監督を探せ状態とXで言っている人がいましたが、ストーリー以外にもそういう要素がありますので、ストーリーと合わせてそこら辺も一度見て見てはどうでしょう?


ということで今回は以上です🔚