初腸炎から入院まで | ゆるゆる日記+潰瘍性大腸炎徒病記

ゆるゆる日記+潰瘍性大腸炎徒病記

適当な日々の日記と、治療記です。

最初に症状が起こったのは、2013年9月中旬でした。
風邪に似た高熱と悪寒、腹痛と下痢。
何を食べてもお腹を壊すので、なるべく食べないことに。
8月頑張りすぎて疲れてたのかな、寝てたら治るかな……と
思いひたすら寝ようとするも、腹痛で目が覚めてトイレに行くしかない状態。
日に10回以上はトイレに行ってたと思います。

出すものもないのにお腹は痛くて、出てくるのはもはや鮮血のみ。
トイレに行っては便器の前で「ひーー」って一人叫んでました。

このままじゃ死んでしまう、思って近くの内科へ。
「嘔吐がないから大丈夫だと思うけど、感染症の疑いがあるから抗生剤出しときますね」
と言われて、原因がはっきり分からないまま点滴してもらって帰宅。

点滴のおかげかちょっと楽になって、そのまま寝ていたら一週間くらいで下痢も治まり、この時一度普通にご飯が食べられるようになりました。
熱も下がって仕事も再開。普通に生活できるように。

その後、時々下血するも「トイレしすぎてまさか痔?!いやーー」くらいに思ってました。
(わたしはサッと塗ったよ、のCM頭をよぎる)
でもこれ、大間違いでした^^

お腹に不安を抱えつつも、毎日がそれどころじゃない忙しさだったのでそんなことは忘れて日常へ。

そしてまた恐ろしい腸炎がやってきたのが、11月のことでした―。
2週間ほど発展途上国に旅行していて、帰ってきたのが11月6日。
旅行中悪化しなくて本当に良かった……と思いますが、帰国して
「日本食いっぱい食べたーい」と思っていた矢先「何コレお腹いたい^^」

確かに旅行先でも、食べたらトイレに行きたくなって、トイレ行ったら
楽になるけど、血は変わらず出てたよね、あれ腸炎?本気で危ない

と次の日、前回と違う、胃腸についてもう少し詳しそうな内科へ。

でも病状を説明しても頭を抱える先生。
「9月の腸炎が関係あるか分からないしねぇ、下血は続いてたの?ずっとなの?」
「いや、毎回毎回ではないので、ずっと血が続いてたかというと…。でもそれからずっとお腹は変な感じなんです」
「感染症のわりに嘔吐はないし、神経性のわりにはニコニコしてるよねぇあなた」
「はぁ……^^」

結局原因は分からないまま抗生剤と整腸剤を出されて、また点滴して帰宅。
でもやっぱり何食べてもお腹壊すので、このまま何も食べないとどんどん
体力が下がって行くばかりだと思い、2日後また点滴へ。

「症状変わりないの?」
「きついです…」
「この抗生剤意味ないかなぁ」

と言われ、違う抗生剤を増やされるも症状緩和なし。
やっぱり何も食べられずとにかくフラフラなので、2日後また点滴へ。。(←すでに死にそう)

「まだお腹痛い?」
「……痛いなんてもんじゃなく、て、や、波はあるんですけど、その」
「前回来た時には、良くなってきてる様子ってメモってたんだけどなぁ」
(えっ!!?良くなってるなんて一言も言ってないんですけど!死にそうなんですけど!)
と内心全力でツッコんだけど、この時もう力がなさ過ぎて喋る気力がありませんでした(笑 うしかない)

とにかく点滴が終わると少し楽な感じになるので、ちょっと安心してまた帰宅。
先生も、様子見てね、とのこと。
で、ちなみにこの日は点滴漏れる騒動もあって、後日ひどい青あざに。あはは(壊)

そして11月14日。
今まで熱と腹痛と下痢だけだったのが、ここで初めての嘔吐。
明らかに症状が悪化している\(^o^)/

病院に電話。
「嘔吐もしちゃったんですけど、これって大丈夫でしょうか。新しい薬の副作用で嘔吐とかあります?」
受付の女の人が先生に確認してくれて数分後。
「通常は強い副作用はないんですけど、ひどいようなら飲むのをやめて大丈夫だそうです。まだ食べられなかったら点滴に来られてください」
「あ、はい」ガチャ
電話終了。

えーーー良くなる気配ないんですけどーーーー\(^o^)/

この時の記憶あまりないんですが、38度以上でフラフラだしお腹痛いし、吐き気止まらないし、
誰に助けを求めればいいかも迷走。病院に相談しても話進まない。
でもこのままじゃ確実に力尽きる気配。

ここで初めて近くに住んでいる親に電話。。
テレフォンを使いますか?もう使うしかない!
体調不良とか自分で解決しなきゃと思ってたので自分の中で最終手段でした。

母が、とりあえず迎えに行くから実家に来なさいと言ってくれて放心状態で待機。
いつもギリギリになってからしか電話しないと叱られました。そりゃ怒るわ。母さんごめん。

実家で寝て安心するも、下血は止まらず。
やっぱりもう一度病院に行った方が良いということで、次の日また受診。
先生に良くならないと必死で説明したところ「入院する?」と一言。
「点滴に通うのも大変でしょ?どっか入院する手もあるよ?」

え?にゅ、入院?それって超オオゴトじゃない??

今まで健康体で元気印でやってきたので、入院と聞いてここで焦る。
っていうか、原因分からず入院て!入院して治るの?どこ行くの?
頭のなか「?」だらけでしたが、このまま家に帰らせられてもどうしようもないので

「じゃあ、入院します……」

と答えるしかありませんでした^^

そして、ここでまたひとつ問題が。
感染症と決めつけられたくなくて旅行に行っていたことを黙っていたわたし。。
母が、先生に「旅行から帰ってきたばかり」という話をしたところ
「帰国したばっかなの?!それ感染症がやっぱ濃厚になるよね!」
と興奮する先生。

(やばーーい、違う、わたしたぶん感染症じゃない!過敏性とか神経性とか何か違うの!
 その国で何か食べたりしてからの症状じゃないもん、前からだよ!!(涙目))

と思ったのですが……黙ってた罪悪感から強く言えず。

「ちゃんと言ってもらわないとー」
「すみません……」
「入院先の病院今から探すから。それも伝えないとだし」

そこで急にノロウィルスとかかかってないか調べるため検便することに。
看護師さんに連れられて点滴つけたままふらふらとトイレへ。

「いまトイレ出ますか?」
「で、でると思いま、す」
「出したらわたしが検便取りますから!恥ずかしいことじゃないんで!」
「は、はい……すみません」

人に便を見せるのか……初体験だわ。。と思いながら、なんとかトイレして、
ズボンを上げて立ったところで

ジャーーーー

はっ?!(0_0)

まさかのトイレ自動せんじょーーーーーーーーー!!!!

「どうかしましたか」
「あの、トイレが、トイレが自動に流れて……」
「えーー」

えーーって言われても!!!
なんでこのトイレ案内したーーー!!orz

もう、笑える、けど笑う気力もない、突っ込む気力もない。

その後隣のトイレを案内されて、再び頑張る。
けど、出ないよ!さっき出したもん!(いっそ笑って下さい)


そして、入院出来る病院が決まり次第連絡を下さるとのことで、一旦帰宅。
わたしも自分の家に送ってもらって、入院荷物をまとめることに。

入院なんて初めてだし、何がいるんだろ。。とぼう然。
適当に洋服入れて、貴重品入れて、1、2週間で治るかな……とポケーッと
考えながら連絡を待ったのでした。

この後どんな入院生活が待ち受けているかも知らずに……  (笑)