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最近めっぽう暑くなってきて嫌ですね。
天気予報を外しまくる僕のバカスマホがいっちょ前に「あしたのさいこうきおんは29度です」とか言ってくるので、んなら学校休みになんないかなあとか思う今日この頃ごろごろごろです。
眠い。
今日はくどうれいんさんエッセイ集『虎のたましい人魚の涙』に収録されているエッセイ『耳朶の紫式部』の話がしたいです。
「朶」ってなんて入力したら出てくるんかなあって思ってたけど、そもそも「みみたぶ」って読むってことにようやく気づきました。
このエッセイのくどうれいんが泣いているシーンがすごい好きなんですよねえ。このエッセイ集の中でもマイベストシーンかもしれません。
こう言う言い方してしまうと、なんだかすごい感動シーンの話をしてるみたいなんですけど、忙しさに追われたくどうれいんさんが限界を迎えたシーンで(こう言う言い方をしてもなんだかすごい辛いシーンみたいに聞こえてよくない)、その限界の迎え方がなんとも可愛くて、ふふってなっちゃいます。
僕も疲れてるんで声出して笑いやしないですけど、とても面白いです。心がとっても笑顔になります。
くどうれいんさんのまっすぐとしたひねくれの様がたっぷり感じられるので、ある意味くどうれいんさんらしいエッセイかもしれません。
あと途中で、「たましいがつるつると艶やかで」って表現があるんですけど、あーなんかわかるー!ってなりました。
せっかくこんなにいい言葉を使ってくどうれいんさんが書いてるので、自分ももっといい言葉で返したいんですけど、あー!なんかわかるー!としか言えないです。
不甲斐ない。
「たましい」って言葉が表題の「虎のたましい人魚の涙」にもあるので、なんだかくどうれいんのものみたいな感じがします。
この「くどうれいんさんの言葉みたい」って言われるのってくどうれいんさん的にはどうですかね?
いやですか?
もし嫌なら教えてほしいです。
とにかく結構好きなエッセイなのでみなさんももう一回読んでみてほしいです。