最近いらいらするので、ストレスを解消したいなあと思うんですが、なかなかうまいこといかないです。
前も言ったんですけど、「全力で泣く子供を見る」というのが結構お気に入りのストレス解消法なんですよね。
でもそんな都合よく泣いている子なんていないし、わざわざ YouTubeで「泣く幼児」とかって検索するのも馬鹿らしいんで、詰んでます。
もしこれが将棋の盤面なら棋士はきっと「うわぁああぁああ!!」って叫びながらかけ逃げるでしょう。
あともう一個ある独自のストレス解消法で、「夜に美味しそうな料理を作る動画を見る」ってのがあります。
うちは夕食が非常に早く、19時ごろには歯磨きまで終わっちゃってます。幼児?
幼児???????????????????
なので、23時ごろにお肉の動画を見ようもんなら、もう胃がキューキューと鳴いて可哀想です。
その音が僕の何かを満たしていきます。
あ、でもASMRはきらいです。
顔がすごく腹立つので。
んで今回はくどうれいんさんのエッセイ集『うたうおばけ』に収録されているエッセイ『パソコンのひと』の話をしたいと思います。
この話とても好きなんです。
もちろんどのエッセイも筆舌に尽くし難いほど好きなんですが、特にこのエッセイは、ほのぼのしててくすくすと軽やかなんですが、最後にちょっとつまようじを刺すくらいの残る言葉をくれるんですよね。
最後の一文がとても好きなので、ぜひお手元の『うたうおばけ』を読んで確かめてみてください。
「細身の男性」とか「あほな鳥のような相槌」みたいなちょっとした言い回しも面白いです。
「細身の」ってつける必要全くないのに、「細身の」ってつけることで「あぁ、来ちゃった…」感が出て好きです。
「パソコン」っていう無機質的で感情がないものの代名詞みたいな言葉に「おまじない」をかけるのが、社会人らしくないお茶目さがあってほんわかしますよね。
するんですよ。