探偵ナイトスクープよく見るんですけど、やっぱりキダ・タローさん亡くなったの悲しいですね。
今までで二番目に悲しい訃報です。
一番は六代目三遊亭円楽さんです。
一番笑点が面白かったのは、五代目三遊亭円楽さんが司会だった時代だと思います。
これは僕とおじいちゃんとで一致しています。
んでくどうれいんさんの話ですけど、このブログを書き始めからより一層くどうれいんさんへの愛が強まったように感じます。
以前私は、本屋のくどうれいんコーナーに佇んでいました。
もうある程度くどうれいんさんの作品を持ち合わせていた僕は、他にもくどうれいんさんの本ないかなないかなと、指で本の横腹たちをなぞっていました。
すると『うたおば』や『氷柱の声』の隣に、『水中で口笛』というタイトルの本を見つけました。
お!!!!
これまだ読んでないやつやないの!!!!
僕はその本を手に取ってみました。
ぱらり、ぱらりとしていると、その本がエッセイやら小説やらではなく歌集であることに気づきました。
ほんの少し落胆しました。
別に短歌が好きではないわけではないです。
むしろ5・7・5・7・7の律に合わせることによって生まれる語呂とか可愛さが好きですし、なんかあの名前思い出せないですけど、セーラー服のあのひとの歌集とかも読んだこともあります。
くどうれいんさんの短歌も読んだことがありましたしとても好きでした。
なのにそれを買わなかったのには、ちょちょちょとした理由があったからです。
まず僕が本を読むのはほとんど学校です。学校で本を読む時間といえば、朝読書や休み時間といった短く区切られた時間くらいしかありません。
正直短歌は好きなんですが、歌集というものの楽しみ方がそこまでわかってなかった当時の自分は、そんな貴重な時間だったら短歌より小説とかエッセイが読みたいなあ、なんて思ってました。
「?」
「短い時間なんだったら歌集の方がパパッと楽しめるんじゃない?」
みたいな正論は受け付けません。僕自身も何言ってんのかよくわかんなくなってきました。眠い。
それにお金だって無限に払えるわけではないので、歌集を買うなら辻村深月の他の本とかウィッチウォッチとか買いた買ったんです。
でも今ならめちゃめちゃ欲しいです。
あの頃より、短歌というものにもくどうれいんさんにも触れる機会がふれたというのもあって、歌集にとても興味を持っています。
短歌っていいですよね。
縛りがあるからこそ言葉が映えていて、口に出して読みたい楽しさがあります。
今思うと、あの日の自分は愚かで仕方ありません。
買えばよかった。
買えばよかったってことを言いたいだけのブログ。