自宅でテレビを見ながら午後2時46分に黙祷をしました。
その後、お仕事に戻り、終わって帰宅し、演劇の最後の稽古日なので、夜6時にサンを多良見図書館に送り届けました。
着物への着替えを少し手伝ったあと、行き来に時間がかかるのでずっと多良見にいようと思っていましたが、他の保護者の方が一旦帰られていたので、私も家に帰ることに。
そのとき聴いたラジオで、震災のことを言われていて、「あぁ、そういえば今日は震災復興の講演があるんだったな…今まで何かしようと思いながら何もできてないな…家に帰っても片付けだけだしな…よし、今から行こう！」と、車を会場の方向へと走らせました。
そして、諫早パルファンで開催された「震災復興に学ぶ、地域活性化ボランティア大会」に少し遅れて参加。
宮城県石巻市にある「石ノ森萬画館」を管理運営している、(株)街づくりまんぼうの大森氏による講演を聞きました。
普通は「漫画」なのになぜ「萬画」という字を使うのか？
そこには、石ノ森章太郎さんの、漫画はすべて(萬=よろず)のことを表現できるとの思いが込められているとのこと。
また、パンフレットなどに「マンガッタン ミュージアム」とありますが、マンガッタンとは、萬画館が建てられている敷地がマンハッタンの地形によく似ているところから名づけられたそうです。
萬画館の受付では、サイボーグ009の衣装を着たお姉さんがお出迎え。
イベントのときには、特別なカラーの衣装のときもあるそうです。
いろいろな石ノ森さんのキャラクターのコーナーがありますが、今も放送中の仮面ライダーのコーナーでは、毎年新シリーズになるときに頭部のマスクの展示が増えるそう。
ショップにも、レストランにも、工夫をこらした商品やメニューが並んでいて、楽しい場所なんだなぁと思いました。
遊び心がいっぱいの石ノ森萬画館が、開館10周年を迎える3月に、あの津波に襲われます。
(ここからウィキペディア参照)
地震発生直後、石ノ森萬画館に来館していた約40人の来場者は、高台へと避難します。
その後、大津波警報が発令されたため臨時休館し、防火責任者である大森氏を除き職員は全員帰宅します。
大森氏は市役所への報告などがあったそうです。
地震発生から1時間後、高さ5メートルほどの津波が石ノ森萬画館へ直撃。
1階のガラスが津波の勢いで割れ、一気に館内に濁流が浸水してきました。
この時、大森氏は、3階まで駆け上がり津波から逃れました。
石ノ森さんが生前通われていたという岡田劇場も、大森氏の眼前で津波にさらわれていきました。
中州にかかる橋（内海橋）の上に取り残された人々や、濁流に流されてきた人を発見した大森氏は、「津波が引いたらこちらに来てください」と石ノ森萬画館内へ誘導しました。
大森氏と避難者約40人は救助を待ち、館内で5日間を過ごしました。
(参照終了)
その時々で撮られた写真とともにお話をしてくださいました。
淡々とした語り口でしたが、一歩間違えるとご自分の身の安全もままならないという状況です。
「命からがら」という言葉を何度も使われていました。
石ノ森萬画館の復旧につながったのは、津波により打撃を受けて長期閉館中であったときにも、全国からの訪問者があり、復興を望む声があがっていったからとのこと。
書き置きの模造紙に、たくさんの励ましの声が書かれていました。
そして、再開されたときには、4000人もの方たちが訪問されたといいます。
すごいなぁと思いました。
今回の講演で、今まで知ることのなかった石ノ森萬画館というところに行ってみたくなりました。
そして、第ニ部では、諫早でボランティアで地域活動をされている団体の代表が、活動内容などを発表。
「演劇で伝える諫早の歴史」からも、副代表の木村さんがパネリストとして、お話されました。
木村さんのお話、すごくわかりやすかったです。
他のパネリストの皆様の活動も素晴らしく、諫早にはこんなにたくさんの方々がボランティアで頑張っておられるのかと思いました。
諫早でのイベントも年々増えてきていると感じていましたが、陰でこのように皆さんのためにと動いておられる方がいるのですね。
皆様、すごいですね^_^
私も「演劇で伝える諫早の歴史」を支える一員として、できることをやっていきたいと思います。
充実した一日になりました。
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以下、おまけ^_^
雰囲気が伝われば幸いです。
諫早ライオンズクラブさんの活動も多彩でとても素晴らしいものでした。
写真が間にあわずに残念でした。