お久しぶり過ぎて、私のことを忘れてる方がいるかもしれないので、あいさつ代わりに軽い自己紹介から始めようと思う。
そう、我こそがかの名高いライオン、その人本人でありまして。
あー、大丈夫です。拍手とか大丈夫です。人だかり出来ちゃうと大変なんで。
高身長高学歴高収入の3Kを欲しいままとし、世の女性からは「付き合うなら向井理かライオン、もしくはジャニーズ事務所の誰か」くらいまでには名声を轟かせてる私です。嘘です。
どっちかっていうと3Kより包茎のほうがお似合いなまである。
なんなら、そろそろCMのオファーとか来てもおかしくないレベル。
どうする?今期の月9の主演、俺にする?福山降板させる?
違うよ。CMのオファーってそっちじゃないよ。タートルネックなんて着ないよ。
全然記事更新しないし。
なんなら全然パソコンとか開かない生活を送っていた、ここ最近でしたので。
仕事のことだったり、色々とお話し出来るネタはあったりなかったりなんですが
その中でも、私がとびきり恥をかいた話をします。
やったねライオンが赤っ恥かいてやんのざまあみろ天涯孤独になれ、くらいの気持ちで読んでいただけると幸いです。
ラーメン屋に行きまして。
日頃からよく行く某チェーン店のラーメン屋さんでして。
この時点で察しの良い方は、お気づきかもしれませんが
そうです!
お金を持たずにラーメン屋に行きました!
違うよ、故意にじゃないよ。
無銭飲食するほど落ちぶれてないよ。あともう一歩手前くらいのとこだよ。
気づいたのが、ホントにお会計の時でしたね。
あー美味かった、なんて心の中で呟いて、伝票片手に立ち上がった時でした。
ポンポンとお尻のポケットに触れても、いつもはそこにある感触がないんです。
あるぇー……と思って。
もしかしてジャケットの内ポケットかなぁ、なんて思って、無くて、
あるぇー……と思って。
ありとあらゆるポケットを調べるために、パンパンパンパン身体中を叩いたんです。
ない、ない、ない、と。
もうすんげえ叩いたよね。人間ドラムスかな?ってくらい叩いた。
どのポケットにも財布が入ってないことが分かって。
そーっと、一旦座ったの。
そーっと、一旦水呑んだの。落ち着こうと思って。
店員さんも伝票持って立ち上がった私を見て、レジにスタンバってたけど。
そっと座った俺を見て、訝しい目を向けてたかもしれない。知らない。
一旦落ち着こう俺。
もうラーメン食べちゃったし、と。
対価分の食事しちゃったし、と。
食事したのに、財布ないし、と。
ああどうしよう。どうしたらいいんだろう、と。
カウンターで一人項垂れる青年の姿がそこにはあったよね。
吐く?これ中身吐いたら許してもらえる?
すいません食べたものお返しするんでプラマイゼロにしてくださいって言う?
軽く消化されてて、もしかしたらさっき食べたスナック菓子とかも混じってるかもしれないんですけど、どうか許してくださいっていう?
言えるわけなかった。
ここでひらめき。
「待てよ。財布を忘れたんじゃない。車の中に置いてきただけかもしれない!」
それならまだ可能性ある。ワンチャンある。
いつもポケットに入れて持ち歩いてるけど、もしかしたら何かの拍子でぽろっと落ちて、シートの上とかに転がってる可能性も……無きにしも非ず!
それなら店員さんに一声かけて、車まで取りに戻れば万事オッケー!
もしかして、とかあわゆくば、とか童貞好きですからね、この類の言葉。
あるわけないのに無駄な希望ばっかり抱いちゃって。全くもう。
会計を済ませずに車に戻るわけにもいかないので
家にいるだろう母に電話して
「ねえ俺のカバンの中に財布入ってないか見て!入ってないよね!」
って聞いたらしばらくして
「あーうん、入ってる黒いやつでしょ」
って言われた。
終わったよね。
入ってたのかよ……。
喉から手が出るほど欲しい、いとおしいあいつが今、電話越しで母の手の中にあると思うと、どうしようもなくもどかしい気持ちになったね。
ああくそ、なにこれ電話回線を通じてテレポーテーション機能とかついてないの?最近のスマホそこまで進化してないの?何してんだよドコモいい加減にしろよ。俺を早く執行役員として雇ってください。
「そっかー、わかったー……」
そう言って電話を切って落胆。
遠く離れた場所に、わが財布が鎮座している証左が取れた今。
もう出来ることと言えば、これしかない。
よおし、トイレに行った風に見せて、食い逃げするかぁ、と言うわけにもいかず。
「あ、あああのぉ……すみません」
恐る恐る手を挙げて、店員さんを呼び止めて
「ああ、あの……お会計をしたいんですけども……」
「はい」
「さ、財布をちょっと……忘れちゃったみたいで……」
「はぁ」
「ど、どうすればいいですかね」
店員さんに丸投げ。
もう考えることを放棄したよね。
人間、追い込まれると思考回路がマヒするというか、混乱してもう考えることすら出来なくなるもんじゃないでしょうか。
「あー……」
険しい表情をして、少し考える店員さん。
「なにかお預かり出来るものとか、ないですかね?」
「ええっと……なんでしょう。け、携帯とかですか」
ドコモショップじゃねえんだから、携帯あずかってどうすんだって話でした。
多分、担保というか、何かモノを預けておいて、取りに帰らせようっていうことなんだろうと。
そこまでは察したんです。
でもね。そんな大したものなんて何も持ってなかった。
普段持ち歩くものって言ったら、携帯と財布(現在ナシ)と、身に着ける腕時計くらいなもんで。
あと預けられるものと言ったら、俺の将来くらいしかなかった。
俺の将来、店員さんに預けます!生涯養ってください!
「いやあの、身分証明書とかあれば……」
「あー……その、あの……財布の中に全部入ってて、その財布が今……」
そっかー、と難しそうに眉根をひそめる店員さん。
「じゃあいいですよ。待ってますんで、取りに戻ってください」
「あっ、いいんですか」
渋々と言った様子だったけども、OKしてもらったので、速攻で取りに帰りました。
家に戻って、財布を手に取ったときは、遠距離恋愛の彼女に久しぶりに会った時みたいな愛おしさがあったね。したことねーけど、遠距離恋愛。
「もう、俺から片時も離れるんじゃねーよ」みたいな。
いやほんと離れないでくださいお願いします。
もう財布あれにしようかな、ゴムのスプリングがついててびよーんってやるやつ、分かるかな、この説明で。
そのあと彼女もとい、財布を手にして、ラーメン屋に戻って。
無事、お会計を済ませることが出来ました。
美味しいからそこそこの頻度で通ってたのに、次からちょっと行きづらくなっちゃったな。
自業自得だけども。
いやあのね!
言い訳をさせて頂ければですよ!
違うんですよ。
これあの、財布をね。
いつもなら、所定の位置にちゃーんと置いておくんです。
こう見えてマメな方ですから私。
ちゃんと、どこに何を置いておくっていうのはもう、決まっているんです自分の中で。
それが崩れてしまっていたんですよ。
なぜか!
仕事が始まったからなんですよ!
この春からの仕事でね!?
仕事用のカバンってのを買って、その中に入れたままにしてたから!
なんならもう間接的に言えば、仕事のせいだよね!これ!
…………そんなわけないなぁ。
とまあ、そんなわけで。
今日も細々と生きてます。
皆さんどうか、ラーメン屋に行くときは財布を忘れないように、心がけてください。
財布忘れるとか俺かサザエさんくらいなもんだからね。
また仕事のことで色々あったので、時間があれば記事にしたいと思います。
ライオンでした。
thank you bye

