自販機に110円を入れて、ジュースを買おうと思った。
何にしようか、と少し考え三ツ矢サイダーのボタンを押した。
「……」
何も出てこない。
もう少し強く押さないと、駄目なのか?
強めにグッと三ツ矢サイダーのボタンを押す。
「……」
だんまりを決め込む自販機。
おいおいこの自販機反抗期か?
お母さんとまともに話したくない時期か?あ?
「はぁ……」
時刻は夜中の11時を過ぎている。
周りは静寂で静まり返っている。
ガンッ!
三ツ矢サイダーのボタンを力いっぱい殴る。
大きな音がして、ガタン…と三ツ矢サイダーが自販機から出てくる。
「そうか、この自販機はボタンを殴らないと出てこなシステムだったのか」
最近はめんどくさいシステムの自販機になったんだな。
知らなかったよ。