大学3年生の息子・吾郎は、夏休みにインターンシップである会社を訪問しました
今のところ、その会社が第一志望のようです。
九州の田舎の方に本社がある会社。
吾郎の選択に、私はいっさい口を出さないと決めてはいたものの。
ついつい、余計なことを・・・
「東京でも大阪でも海外でも、どうせならもっと大きく羽ばたいたら?」
親の欲目ですかね。
やっぱり、いわゆる大手企業に就職してもらいたいって、そういう思いがあるのかな私に。
自分がそういう道を全然歩けなかったから。
吾郎がすぐにこう言いました。
「何かあってもすぐに帰って来られるところに居たいんよ。
お母さんとおばあちゃのところに。
何かあったら、すぐに飛んで来られるところじゃないと。
だって、お母さんひとりなんやけん。」
続けてこうも言いました。
「それに、この会社のことがすごく気に入っとーと。
自分の考えに合ってるし、楽しそうって心から思える。」
母ひとり、子ひとりだから、こんなこと考えるんだろうな。
お母さん、吾郎の負担になりたくないのに。
お母さんひとりでも大丈夫だよ!
不憫な子だよ
でも、私自身も自分の母を思って地元で過ごしていることを考えると、そのことがそんなに悪いこととも思えなくて。
自分が安心して仕事をするために、そういう道を選ぶっていう風にも言えるので。
その気持ち、よく分かります。
「お母さんが、あっちこっち吾郎が転勤するたびにくっついて回ることもできるんだから。
お母さんのことは気にせず、行きたい会社に行ってね。」
って、返しておきましたけど。
よく考えると、そっちの方がイヤかも
私は、就職氷河期世代。
自分の就職活動を思い出すと、本当に悲惨でした。
文系だったので、なおさらです。
吾郎の就職活動はこれからが本番です。
無事に第一志望の会社に入れますように。
・・・もう私は、何も言いません笑