仕事と子育て⑤ | もうひと花咲かせます

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『妻が夫を捨てるとき』の花子と息子吾郎の
その後・・・のおはなし

確定拠出年金ってご存知ですか?

退職する会社では、定年の際にいただく退職金=確定拠出年金ってことになってます。

自分が将来いただく退職金を自分で運用するみたいなことだったけど、正直あんまり興味がなくて放置してました。

損も得もしない程度に運用してる感じ。

 

次の会社にはこの制度がないので、今まで積み立てた分は個人で運用しなきゃとかで。

移行の手続きやら何やらかんやら。

メンドクサイなぁ。

4月からは給料が激減するので、個人で積立てとかできそうもないし。

iDeCoって知ってます?

よく分からないから、とりあえず資料請求とかしてチマチマ勉強してるけど。

よく分からないままです笑

 

さて、前回のつづきです。

このテーマは、今回で終わりにしようかな。

 

仕事と子育ての両立は、なんと言っても時間との闘い!

今考えてもホント、よくやってたと思います。

時短料理のアイデアとか、効率の良い家事方法とか、いろいろ目にしますけど、やれるものは何でもやった方がいい。

私は性格的に完璧主義でキッチリしたいタイプなので、手を抜くとか、テキトーとか、そういうのが逆にストレスになるというか。

疲れやすいタイプなんですよ、ホント嫌になるくらい。

 

でもね、そんなこと言ってたらどこかおかしくなっちゃうので。

今思うと、やっぱりテキトーに手を抜いてたところもたくさんあります。

 

たとえば、洗濯物はいつからか、たたむ&しまうをやめました。

平日は、夜洗濯をして、ぜんぶ室内に干してました。

んで、翌朝に必要なものは、物干しからピックアップしてそのまま着用する。

野球関連のものは、どろんこで、あちらこちらから砂が出てくるのでベランダに干してましたけど。

野球のものと普段の洗濯物を一緒に洗うと、全部が茶色っぽくなるんで、洗濯機は2回以上まわさないとなんですよ。

だから、時間がなくて1回しか洗濯できない日もあるんで、下着や靴下などは洗濯できなくても困らないように1週間分の枚数は持ってました。

 

あと、土日の野球のお弁当はほぼコンビニ。

平日は作ってたけど、土日はお休みさせてもらってた。

応援に行く自分の分もコンビニだから、お金は少々かかったけど。

土日くらいお休みしたいやん。

 

買い物は週に1回だけ。

これは今でもそう。

1週間分まとめ買い。

「それは無理!」って言う人多いけど、慣れたらぜんぜん大丈夫だよ。

毎日買い物に行く時間がもったいない!そして、経済的にも絶対おすすめ。

 

学校からの急な呼び出しだけは、どうにもならなかったですね。

保護者が私しかいないので、私が対応するしかない。

実家の母に手伝ってもらったことも、もちろんあります。

学校の先生にお世話になったこともありましたね。(病院に連れて行っていただいたり)

こちらからお願いしたわけではなく、手を差し伸べてもらったことの方が多いです。

感謝しかないです。

 

吾郎が高校生のとき、1度だけ東京に出張に行きました。

2泊3日でした。

グループ会社の中で表彰があって、1位をいただいた私は本人がどうしても出席しなきゃということで行ってまいりました。

高校生なので、2泊くらいひとりぼっちでも大丈夫とは思ってましたが、「学校や部活で何かあったらどうしよう。」っていうのだけが心配で。

何か緊急のことがあれば、保護者に連絡が入るでしょう。

「すぐに来てください!」って言われて、「私、今、東京なんです。」って、どうすんのよ!

 

それだけが心配でした。

そんな、ものすごく確率の低いことを心配するなんて・・・って思われるかもしれないけど、私にとってはものすごく大事なことだったんです。

だって、吾郎には私しかいないんですもの。

 

社内の先輩にそのことを相談しました。

上司ではなくて、先輩です。

そしたら、「もし学校で何かあったら、自分が迎えに行って家に送り届けるから心配せんでいいよ。」って言ってくれて。

あっ、女性の先輩です。(私より年上、未婚です)

吾郎に先輩の連絡先を教えて、「もし何かあったときは、先生に今日はここに連絡してくださいって伝えなさいね。」って。

 

この先輩、いろいろ問題あって、好きなんだけど嫌いなときもあって、仲良しなんだけど深く付き合ってるわけではないっていう関係です。

だけど、このときは本当に心から感謝したし、「良い会社に入った!」って思ったのはこの時が最初で最後だった気がします。

 

何事もなく出張から帰ってきた日、上司(女性、既婚、子なし)から言われたひとことが今でも忘れられない。

 

「大丈夫だったんでしょ?」

 

だから言ったじゃない。

高校生にもなって、親がいろいろ心配することじゃない。

いい加減、子離れしないと。

親が考えてるほど、子供じゃないのよ。

 

勝手なことばっかり言うよね~

バカじゃないの?

子離れとかそういうことじゃないのよ。

もしものことがあったら、どうすんの?って話よ。

親の責任なの、まだ高校生なの!

学校だけじゃないよ?

交通事故にあったらどうすんの?

家が火事になったらどうすんの?

ひとりしかいない息子なの。

大事な子供なんだよ!

 

親は、子供が巣立つときまで、責任があるんだから。

大事に大事に育ててきた子供だから、慎重になって何が悪いのよ。

 

いろいろありましたね。

仕事と子育ての両立って、本当に大変。

子育てだけじゃない、介護と両立されてる方もいらっしゃると思います。

子供はいなくても、家庭との両立だけでも大変だと思います。

 

ひとりで、ワンオペで頑張ってきましたが、実はひとりだけじゃなく、いろんな人に助けてもらった気もします。

吾郎だって、自分で洗濯したり、ご飯炊いたり、料理したり、いろいろできる家事男子に成長したし。

終わってみれば終わったけど、まぁとにかく、本当にいろんなことがありました。

でも、終わってみた今、なんだろうな、あれができたんだったらこれからも何でもできるんじゃない?って気がします。

1度きりの人生。苦しいことも楽しいことも、それが自分の人生だから、しゃあないですよね。

 

大変でつらくてどうにかなりそう!ってときは、思い切って仕事休んじゃえ!

仮病で休んだことありますよ、私笑

そのくらい大変なんです。

分かります。

無理しないでください。

 

 

~おわり~