子育て-8(完) | もうひと花咲かせます

もうひと花咲かせます

『妻が夫を捨てるとき』の花子と息子吾郎の
その後・・・のおはなし

なんとまぁ、これでこのシリーズはPart8ですか。

えらく長々と語っちゃいましたね。

「大人になる前に」は、まだ完結してないのに(爆)

こっちは、ちゃんと終わりまで書きますよ。

(いや、あれはあれで気になってるんだけど。結び方って難しいですよね~。まだまだ考え中です。いつか書きます!ごめんなさい!)


 

私には、人様に語れるような子育て法とか、子育てについてのアドバイスとか、そんなものはひとつもありません。

ありませんよ、そんなもの。

だって、それは、人それぞれだし、きっと正解も不正解も厳密にはないと思うから。


 

なので、あくまでも、私の経験というか。

私の子育ての歩みを語ったまでです。


 

間違いだらけだったかもしれません。

だけど、もう、戻れないし(苦笑)

反省はするけど、後悔はしません。


 

まぁそのうえで。

とりあえず、最後なので。

私の子育てにおいて、自分が「これは大事にしてる。譲れない。」と思うことを述べておこうと思います。


 

そんな大げさなことじゃないです。

すごく簡単なこと。


 

「自分がされたいと思うことを、子供にする。

自分がされたら嫌だと思うことを、子供にしない。」

 

 

これが基本です。

自分が子供の頃のことを、よく思い出します。

お母さんにあんなことを言われて、うれしかった・・・

お父さんにあんな風にしてもらって、うれしかった・・・

反対に、言われて嫌だったこと、悲しかったこと、して欲しくなかったこと、傷付いたこともありますよね。

私は、そういう子供の頃の感情とかをよく思い出すんです。


 

自分がされたいと思うこと・・・

う~ん、私だったら例えばこんなこと・・・

・きちんとした大人になれるよう、しつけて欲しい。

・間違えたときは、叱って欲しい。

・良いことをしたら褒めて欲しい。

・こっちを見て欲しい。

・時には抱きしめて欲しい。

・話をたくさん聞いて欲しい。


 

自分がされたら嫌だと思うこと・・・

・無視をされる。

・突き放される。

・嘘を付かれる。

・乱暴な言葉を使われる。

・「子供には関係ない」と言われる。


 

ほかにもいろいろありますけどね。

まぁ、そんな感じです。


 

子供って、大人が思うほど子供じゃないんですよね。

自分の子供の頃のこと、思い出してみてください。

けっこう大人のいろんなところ、見ていたと思いません?

いろんな記憶、蘇ってきませんか?


 

子供だからいいでしょ・・・じゃなくて、子供だからこそちゃんと考えてあげなきゃって思うんですよね。

だから自分がされたら嫌だと思うことは、しないようにしてます。


 

たとえばね。

これ、よく見かけるんだけど。

公園で子供を遊ばせながら、その傍らでお母さんは携帯電話とにらめっこ。

メールかSNSかに夢中になってるのかな。


 

もし、自分がそのお母さんの子供だったら・・・

「ねぇねぇ、ママ!すべり台をすべるところ、見てて!ねぇ、見てて!」

って思うけど、ママは携帯の方ばかり見てる。

たまにチラチラとこっちは見るけど、自分のことを見つめてはいない。


 

淋しい・・・

 

 

これって、すごく淋しいですよね。

子供にとっては、とても。

私が子供だったら、これは絶対にして欲しくないです。


 

子供が遊ぶ姿をずーっと見てるなんて退屈だし、メールする時間なんて日常の中であんまりないから、今のうちに・・・っていうママの気持ち、めちゃくちゃ分かるんです。

ちょっとの時間なら、目を離してもいいと思います。

ママだって、疲れちゃうもんね。


 

でも、ずーっと目を離していられると、子供は淋しいよね。

お母さんが見てるっていう安心感があるからこそ、思い切り遊べるんだもん。


 

子供が大きくなれば、メールもSNSも、し放題ですよ。

今私が吾郎のことをじーっと見つめてたら、「何か用?」って逆に睨み返されちゃいますもん(笑)

いつか離れていくんです。

子供がして欲しい!と願っている間には、それをできるだけしてあげたほうがいい。


 

放っておかれる、無視されるってのは、すごく淋しいものです。

ある年齢に達したら、今度は、干渉されるのを嫌がります。

私も、放っておいて欲しい時期がありました。

そういうときは、とにかく、それが子供の気持ちなんだから。

そういうもんだと思って、放っておけばいいんですよね。


 

私は、いっつも、そういう感じでやってきました。

私は、自分がして欲しいことを子供にするだけ。

そして、して欲しくないことを、しないように努力する。


 

あとは、「ありがとう」と「ごめんなさい」を忘れないこと。

子供にだって、悪いと思ったら、私はすぐに謝ります。

そしてどんなことでも、してもらったら、「ありがとう」って言います。


 

子供だから、親のために、何かをするのは当たり前?

そうですか?

私は、自分が何かをして、相手に「ありがとう」って言われたらとてもうれしいです。

だから、子供にも言います。

自分が言われてうれしいことは、子供にも言ってあげたいですからね。


 

親は間違えても許されるんだから、子供になんか謝らなくていい?

そうですか?

私は、たとえ親であっても、大人であっても、悪いと思ったら「ごめん」って言うべきだと思います。

そんなことで、親の尊厳が失われたりしないと思います。

むしろ、きちんと謝罪できる人間として、尊敬されるんじゃないでしょうか。


 

感情的になって、めちゃくちゃ子供を叱ってしまうことがあります。

後になって、あの言い方はまずかった・・・と思うことがあります。

そのとき私は、「さっきのあれ、あれはお母さんの言い方がよくなかったね。ごめん。本当はこういう気持ちで言いたかったんだけど、ついムキになっちゃって・・・」って謝ります。

吾郎は、「いや、大丈夫。僕が悪かったんだよ。」って言ってくれます。


 

「ごめん。」って言われたら、「うん、いいよ。」って返しますよね。

幼稚園の頃から、だいたいそうでしょ?

ごめんの後は、仲直り。


 

私は、ずーっと、そうやって子育てしてきました。

これが良いのか悪いのか、正解か不正解かは知りませんよ。

人と比べるもんじゃないし、誰にも聞いたこともないし。

私はただ、こうやってきたってだけです。


 

まぁ、もし、何らかのヒントになるような点があれば、使ってもらえればと思うし。

へ~んなの!って思われたら、それはそれでしゃあないし。

あ~!でも!非難轟々のコメントは勘弁してくださいね(笑)


 

まだまだ、私の子育ては、ずーっと続きます。

成人するまで・・・とか思ってたけど、たぶん、自分の子供は一生子供なんですよね。

まぁでも、とりあえずは、社会に出るその日まで。

とにかく、一人前の男にして、世の中に出そうと思っています。


 

子供は宝です。

たくさんの「一人前の大人」が、将来世の中に出てきてくれたら・・・

きっと、良い世の中になるでしょうね。


 

というわけで。

長々と書き続けてきましたが。

ここらで終わりにしましょうかね。


 

まだこれからも子育ては続くので。

いつか、中学生編、高校生編・・・って書きたいと思います(笑)

私もまだまだ、子育て折り返し地点なので。

これからも頑張らないとね。


 

最後まで読んでくださったみなさま、どうもありがとうございます(^-^)


 

おわり。
 

 

にほんブログ村 家族ブログ シングルママへ
人気ブログランキングへ