2次会は、カラオケ。
1次会に来られなかった子が合流したけど、人数は1次会の半分くらいかな。
みんな次の日仕事だしね。
東野さんが、「何歌って欲しい?」ってしつこく聞くから。
「GLAYのグロリアス」って言っといた((笑))
思えばこの歌が、恋の始まりだったんだもんねぇ。
ってかさ、私、けっこう飲んでたから。
人の歌声とか、あんまり耳に入ってこなくて。
誰が何を歌ってたとか、あんまり覚えてないんだよね。
私は、3曲くらい歌わされたけど。
で、ビールも2杯飲んだかな。
ホント、飲みすぎ。
みんな電車の時間があるから、パラパラと帰り始めて。
私もそろそろ・・・って思ったら、東野さんが、
「○○(となりのセクションの女の子)が、mikanさんと一緒に飲みたいって言いよるけど。付き合ってあげられる?」
って言うのね。
なんで東野さんがお伺いを立ててくるのか、よくわからんのやけど。
私のマネージャーか!!(笑)
嫌とは言えないし。
「いいよ。」って答えるしかないじゃん。
もうけっこう疲れてたんやけど。
で、その子と、バーに行くことになったんやけどね。
東野さんが、「大丈夫?」って聞いてきて。
私は「うん。」って言ったけど、その子が、「東野さんは、mikanさんを連れて帰らなきゃいけないから、最後まで一緒にいてくださいよ。」って言って。
「女同士2人の方が、よかったんじゃないと?」って東野さんが言ったら、その子が、「別にそうじゃないですよ。」って言って、結局3人でバーへ。
すわったとたん、なんか急に酔いが回ってきて。
なんか恋愛の話をしてた気がするけど、あんまり覚えてない。
東野さん、好きな子いるみたいだけど、別にどうなってるわけでもないみたいで。
でも、全くどうにもなってないわけでもないみたいで。
いや、どうなんやろ。
見栄張ってたんかな。
なんか分からんけど、そういう人がいるようないないような。
そんな感じのこと話してたよ。
まっでも、そういう人がいないとね。
もう40歳なんだし。
健康な独身男性なら、獲物を追いかけるくらいじゃなきゃダメよ。
そうそう、東野さんね、私に「彼氏がいる。」って思ってたらしいよ。
ええええ~っ!!いつからそういうことになってんだよ(爆笑)
なんか色々、変なこと言ってたなぁ。
友達に送るはずのメールを、友達と東野さんの2人に送っちゃったことがあって。
先月だったかな。
東野さんには関係のないメール。
なぜか、東野さんにも送ってしまったの。
わざとじゃないのよ。
アクシデントよ。
内容は、「返事遅くなってごめん。明日大丈夫よ。午前中の方がいいよね?」とか、そんなだったと思う。
で、東野さんから、「メール間違えてない?」ってメールきて。
ビビリまくりの焦りまくりよ。
なんかさぁ、こういう恋の作戦あるやん?
わざと間違いメール送って・・・みたいな。
それと思われたら嫌やなぁって。
最悪の気分やった。
でも、東野さん、そういう風には思ってなくて。
あのときのメール、彼氏宛のメールだと思ってたんだって。
彼との約束メールを、間違えて自分に送信したと思ったらしいよ。
「彼氏?私に?」
「うん、おるっちゃろ。」
「えっ?いないけど。」
「だって、あのメール・・・あの間違って送ってきたメール、彼氏にやったんやろ。」
「えっ?あのメールって・・・あれ?
違う違う違う!あれは、ママ友やん(笑)」
「えっ、違うと?俺、彼氏ができたんだ~って思ってたよ。」
「ぶっ(笑)なんでそうなるとよ。」
ここらへんから私は相当しんどくなって。
「あ~もう。かなり酔っ払った。もうダメ。」
って。
早く帰りたかった。
で、最終の電車の時間になったから。
東野さんと2人で、駅のホームへ急いだ。
東野さんが荷物持ってくれて。
4人掛け席に、ならんで座った。
このときも、何を話したか、あんまり覚えてないんだよねぇ。
私、飲んでも記憶を失くすとかまずありえないんだけど。
なんかね、昨日はさすがに、いろんなことがありすぎて。
もう、ぐったり疲れてたんよね。
で、ボケーッとしてた。
「もうシフトもらったと?」
「まだよ。」
「仕事落ち着いたら飲みに行こうね。金曜日の夜とかさ。」
「うん。」
それだけしか、覚えてない(笑)
あと何を話したんだろう。
思い出せないなぁ。
すぐに最寄駅に着いて。
東野さんは、歩いて帰る。
私は、タクシーに乗る。
東野さんがタクシー代を私にくれようとしたけど、断った。
それは覚えてる。
んで、タクシー乗り場で、東野さんにハグした!!
気がする。
どういう流れでそうなったか、覚えてないんだけど。
バイバイ、ギュッ
みたいな感じかな。
「頑張ってね。」って言った気がする。
東野さん、「分かった、分かった。」って。
それはハッキリ覚えてる。
分かったからやめてくれって?(笑)
んで、すぐに離れて、私は振り向きもせずにタクシーに乗って帰った。
だって、恥ずかしかったんだもん。
何も、ひとことも、言葉を発しないまま。
黙って背中を向けて、帰ったよ。
最後、あの人どんな顔してたんやろ。
見てないから、分からんわ。
今度会ったとき、そのときのこと、聞いてみよ(笑)
どう思ったか、聞いてみよ( ´艸`)
というわけで、長い長い夜が終わったぜ~
結局私ね、1度も泣かなかった。
最後の日も泣かなかったし。
送別会でも、ぜんぜん涙出なかった。
年取ってくると、人前で泣くのって、勇気いるよね(笑)
ってか、なんか、ぜんぜん悲しくなくてさ。
みんなには悪いけど。
めっちゃすがすがしい気持ちでいっぱいで。
泣くような要素、ひとつもなかったんよね。
東野さんと離れることも。
自分の中では、そんなに大きなことではなかった。
今でも、好きか嫌いかと聞かれたら、もちろん好きだけどさ。
この人をずっと想い続けるよりも、新しい恋を探したいって、そっちの気持ちの方が強いんよね。
もし、東野さんの方から、私に気持ちがあるような告白をされたら。
そしたら、また、話は違うと思うけど。
まぁ、そんなことは、絶対にないし。
それは、分かってる。
もう、片想いとか、そういうのはいいわ。
ちゃんと恋愛したいです((笑))
今日は、若干二日酔い気味で、1日ゴロゴロしてたわ。
休みは、あと1日だよ~~
いよいよ、新生活が始まる~~
送別会も終わったし。
本当に、これで、何もかも終わりだわ。
私、よく頑張ったよね。
いろいろあったけど。
みんなに愛されて大事にしてもらって。
幸せな3年間だったわ。
うん、ホント、よかった。
終わりよければ、すべてよし